「舞台制作」とは、戯曲を読み、実際に演技をし、あるいは舞台技術の実際にふれることを通して、戯曲と演技・演出・舞台効果(音響・照明など)の関係を学ぶ授業です。また、集団創作を通して、臨機応変に対応する力やコミュニケーション能力を養います。
今回も、後期「舞台制作Ⅱ」の様子についてご紹介します。(前回記事はコチラ)
今回は、今回は宣伝美術と担当教員の須川先生にインタビューをしました。
宣伝美術
宣伝美術は上演チラシとプログラムのデザイン、その他にもアンケートやパンフレット製作、舞台中に使用するデザインを担当しています。
——前回のインタビュー後からどのような作業に取り組まれましたか。
前回はまだチラシのレイアウトの段階だったので今は本格的に製作を進めています。
——上演にも関わっているとお聞きしました。
はい。舞台に飾る魔法学校の校章をデザインしました。小道具として使う旗のデザインも小道具さんと話し合って、決めていきたいと思っています。
——他部署と協力し合っているのですね。宣伝美術チームとしてのやりがいは?
デザインの制作を1からさせてもらっています。魔法学校や魔法をイメージしたイラストを製作し、文字フォントや構図、色合にも工夫しました。
——これから、みなさんのチームを経験する人へ一言お願いします。
宣伝美術は作品の魅力を真っ先に外部に伝える看板の役割があるのでやりがいはとてもあります。作品の魅力をもっと伝えたいと思う人には向いてると思います。
担当教員(須川先生)
「舞台制作」は学生主体の授業のため学生が積極的に動けるように、先生は全体を見て適度にアドバイスをしながら統括しています。
——例年の舞台制作と今年度の舞台制作で変化はありますか?
昨年は対面でやろうとしたのですがコロナ禍で上演できませんでした。今年は前期後期と1年かけて1本の作品を作れるのでようやく本来の形に戻ったなと思っています。
——舞台制作は学生主体となって行っていますが、授業運営をする上で特に気をつけていることや大切にしていることはありますか?
みなさんのアイデアや作ったものをできるだけそのまま活かしたいと思っていますので、どうやればやりたいことを具現化できるかのアドバイスに知恵を絞っています。指導するというより、一緒に考えていくという感じです。今年は、この作品のタイトル、魔法学校の名称や役名も皆さんのアイデアによるものですし、各所で受講生のアイデアが取り入られてよかったと思います。
教師も学生も一緒になってひとつのものを作り上げていくことが、この授業の最大の特徴ですし、苦労もありますが、そのぶんやりがいもあります。
——去年、一昨年の無観客やオンラインでの舞台制作とコロナ前や今年度の有観客の舞台制作ではどのような注目ポイントや創意工夫の違いがありますか。
本来はこれがコロナ前のやり方としてやってきましたが、ようやくレギュラーに戻ろうとしていてみんなでなるべくコミュニケーションを取り、密にやって行こうと思います。
効率性重視のご時世からすると、演劇はきわめてローテクな営みだと思います。みんなが集まらないと始まらないし、時間をかけて作ったものも一度上演すると消えてなくなってしまう。私たちは対面と遠隔のハイブリッドでこの数年苦労してきましたが、演劇の製作は基本的にはオンラインを介して行われるコミュニケーションとは違うものだと思います。非効率的かと思われるかもしれませんが、素朴に製作や稽古を楽しんでいる皆さんの姿を見ると、こういう営みも捨てたもんじゃないな、とあらためて思います。対面で上演できるからこそ学べたり楽しめたりすることとは何か、考えてもらえるといいですね。
——今回の作品で注目してほしいポイントはありますか?
この授業は、前期から「魔法」を舞台上にどう表現するかという課題に取り組んできました(前期の発表についてはコチラ)。
お話は、私たちの学生生活そのものです。昨年取り組んだシェイクスピアやコロナ禍の経験も反映されています。フィクションと現実のあわいも楽しみに観に来ていただけるとうれしいです。
——これから舞台制作を受講する人へ
リピート科目なので気に入った人は来年も取って欲しいですし、演劇に知識がない人も面白いのでぜひ受講してみてください。
今回宣伝美術と先生にインタビューを行いました。宣伝美術は自分の仕事に誇りを持ち、何気なく見ている校章や旗のデザインの制作、魔法をイメージとしたチラシなどこだわりが多く見られました。先生は過去の経験などから学生が良い働きを出来るように適度にサポートを行っていてインタビューしなければ気づかないような気遣いがあるなと思いました。
(担当:「舞台制作Ⅱ」制作チーム)
今回の「舞台制作」の授業については、学科ネットラジオでも紹介されています。(ネットラジオについてはコチラ)


