本学では、「福岡女学院大学 障がいのある学生の修学支援に関するガイドライン」(2019年4月1日施行)に基づき、障がいのある学生の皆さんの個々の状況に応じて適切な支援の実施に努めております。
支援の範囲
本学が支援の対象とする障がいのある学生は「障がい及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にある」学生です。
<障がい学生の範囲>
・本学に入学を希望する障がいのある人
・本学に在籍する障がいのある学生
※原則として医師の診断書、又は障害者手帳等の根拠資料を有する学生を対象としています。
支援体制
相談窓口 |
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◆受験上の相談 | 入試広報課 TEL:092-575-2970 メール:nyushi@fukujo.ac.jp |
◆入学前後の相談 | 保健室 TEL:092-575-6301 メール:hoken@fukujo.ac.jp 視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、その他、指定難病、小児慢性特定疾患、てんかん等 |
学生心理相談室 TEL:092-575-2541 発達障害、精神疾患等 |
支援の流れ
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①事前相談
各相談窓口(学生心理相談室・保健室)にご相談ください。
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②申 請
支援を希望する場合は「障がい等を理由とする修学支援依頼書」を提出してください。
※申請にあたっては、障がい者手帳や医師の診断書など根拠資料が必要です。 -
③面談
ご本人(保護者)、学科長、関係部署等で面談をし、障がいの状態や修学上の支援ニーズを確認し、必要な配慮について、ご本人と一緒に検討します。
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④協議・支援開始
関係部署で配慮内容について協議・決定を行います。ご本人との合意形成が得られたら、支援が開始されます。
支援の内容
(1)入試における配慮
・視覚障がいのある受験者に対して、拡大鏡の持参使用を許可する
・難聴など聞き取りに困難がある受験者に対して、補聴器使用を許可、また注意事項等についての文書や筆談による伝達を行う
・聴覚過敏がある受験者に対して、別室受験や座席位置の配慮を行う
・過度な緊張による心因性頻尿等の受験者に対して、別室受験や座席位置の配慮を行う
・車椅子や杖使用の際、導線や座席位置の配慮を行う
・その他、試験室入口までの付添者の同伴を許可する
(2)授業における配慮の例
<座席について>・体調不良時に途中退室しやすいよう出入り口付近の座席を指定する
・聴覚過敏により周りの音や話し声で講義内容に集中できない場合に、最前列の座席を指定する
・難聴など聞き取りに困難がある学生に対して、講義内容が聞き取りやすい座席を指定する
・体調不良時に、授業中断りなく入退室することを認める
・体調不良によりやむを得ず欠席した場合、可能な範囲で課題やレポート等で一部代替評価する
・授業中の服薬・水分補給の許可
・発作など自力での移動が難しい場合、保健室に救護要請をする
・コミュニケーションの苦手さなどから、グループワークにおいて心理的苦痛や不安が高まる学生に対して、必要に応じて声掛けや具体的指示を行う
・発表や意見を求められると過度な緊張により症状が悪化する学生に対して、可能な範囲で教員との1対1での発表、グループ内での発表、グループ単位での発表など学生が参加しやすい形で対応する
・必要に応じて、事前に予告するなど考えるための時間を設ける
・曖昧な表現を避け、具体的な指示・説明を行う
・口頭指示のみでは理解が難しい、聞き逃し、聞き間違いが起こる学生に対して、可能な範囲で視覚的情報を提示する
・同時処理の苦手さ、処理速度の遅さなどから時間内の作業や提出物が間に合わない可能性がある場合、可能な範囲で時間配慮を行う
・体調不良により課題の取組みに支障が出る学生に対して、可能な範囲で提出期限の延長を行う
・聴覚過敏がある学生に対して、デジタル耳栓の使用を認める
・杖使用の際、杖の置き場所や導線を確保する
(3)進路・就職支援
・キャリアセンターに障害担当職員を配置
・学生向け進路支援Webサイトに障がい者就労についての情報を掲載
・障がい者就労支援センターや就労移行支援事業所など学外の就労支援機関と連携
(4)施設のバリアフリー化の状況
・多目的トイレ:125周年記念館1階(2か所)、百周年記念館1階(2か所)、1号館1階、6号館1階、他3か所
・車椅子用トイレ:2号館1~3階、4号館1階、5号館1階
・エレベーター:
125周年記念館、1号館、2号館、4号館、6号館、ハウイ館
※設置していない本館、3号館、体育館は2階部分がエレベーター設置建物と繋がっている。
・スロープ:
百周年記念館、1号館、2号館、3号館、他3か所
※スロープがない建物も外と棟内の段差はなし
・AED:本館保健室、正門・西門・南門守衛室