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2025.01.31

メディア・コミュニケーション学科

アニメ制作会社に勤めている卒業生のインタビュー③ ~職場編~

アニメーションの企画・制作会社である「株式会社トリガー 福岡スタジオ」に勤めている、メディア・コミュニケーション学科1期生の堀本紗代さんにお話を伺っています。 ①経歴編 ②仕事編 

今回はとても気になる「アニメ制作の現場について」お聞きしたいと思います。

―アニメの制作現場はどのような雰囲気なのでしょうか

私が知っている範囲での話ですが、一般的な会社の雰囲気とはかなり違うかなと思います。スーツを着ている人はほぼいませんし、かなりラフな恰好の人もいます。髪の色も赤や緑、金髪など、人それぞれ違っていてカラフルです。私も髪を部分的にブリーチして染めています。好きな恰好でいられるのは私としては良い点だと思っています。
職場の雰囲気は明るいですね。ただ、〆切があるクリエイティブな仕事なので、〆切間近になるとてんやわんやすることはあります。
業界に入る前は厳しい雰囲気なのかなと恐れていましたが、入ってみると優しい人ばかりで、良い作品を作っていこうという気持ちの人が多い印象です。

―とても自由で楽しそうですね。職場の方々とのコミュニケーションがうまく取れているようすが伝わってきますが、それってとても重要なことですよね。

そうなんです。仕事を進めていくと想定外のことが起きることがあるため、この仕事には「臨機応変さ」と「コミュニケーション能力」がとても大切だと実感しています。特にコミュニケーションを円滑にするために、人に合わせた気遣いと、たくさんのことに興味・関心を持つことの2つを私は常に心がけています。これがあるといろいろな方とコミュニケーションが取りやすくなり、結果、仕事がしやすくなると思うんです。

―なるほど、とても参考になります。大好きな分野で、自分を磨きながら仕事をする姿はとてもうらやましいです。

小さい頃から今も変わらずにずっとアニメが好きなので、その制作に関われていることが充実感につながっています。
この仕事に就く前からアニメの原画展にはよく足を運んでいたのですが、以前と今とでは捉えかたや感じ方が大きく変わりました。以前はよくわからずに見ていた原画ですが、今は書かれている文字や展示されている絵のすごさを理解できるので、よりいっそう展示を楽しめるようになり、以前よりさらにアニメ好きになりました。好きな福岡に住みながらアニメ制作に携わることができて幸せなことだと感じています。
また、アニメは以前よりも幅広い年齢層が親しめるコンテンツとして国内外で親しまれているので、アニメをとおして人と人とがつながるその輪がもっと広がればいいなと思っています。

堀本さん、今回もたくさんお話ししていただきありがとうございます。
次回は、大学時代のことをうかがう予定です。


(学科Today編集担当)