Adobe Illustratorを使って正方形の面を自由な曲線や直線で分割します。そして前回作ったデジタルカラーパレットの色をあてはめていきました。最後にケント紙に印刷してできあがりです。厚みのある紙に印刷すると、少し作品っぽくなり、達成感が味わえます。
モニタの画面上に表現された色と、印刷された作品の色を比べて、その相違を確認しました。印刷してみると思ったような発色にならない場合があることが理解できました。
印刷物をつくる際には、意図した通りの色で印刷できているかを確認する作業(色校正)が必要になります。デジタルの数値を合わせるだけでは思い通りの色にならず、最後は人の目で確かめて微調整するというアナログの技術も必要となります。デジタル技術が発展した現在でも、人の手はまだまだ必要なのです。
授業はこれからも続きますが、今学期のご報告はひとまずおしまいです。
(近藤 桂司)