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2024.11.14 授業紹介

(授業紹介)「Current Business」2024年度⑦鉄道運輸業:西日本旅客鉄道(JR西日本)の守田様、櫻井様による講義

国際キャリア学科3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、ビジネスの第一線で活躍されてきた様々な業種の方を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

 

先日の講義には西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)より経営企画部人事課の守田紗弥香様と櫻井聖子様をお招きして、鉄道会社の業務と求められる人財像について、ご講義いただきました。

 

講義では、初めに守田様より西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)を例にとり、鉄道会社の主な事業内容についてご説明いただきました。私たちがまず思い浮かべる鉄道事業のほかに、JR西日本では物販・飲食(小売店舗や飲食店)、ショッピングセンター、ホテル、デジタル・ポイント決裁、不動産・都市開発など幅広い事業を展開されており、2023年3月時点でモビリティ事業と呼ばれる運輸部門以外の事業が営業収益に占める比率は約4割に達しているそうです。5社で構成されるJRグループのなかでも特にJR西日本は事業エリアが広く、2府16県に及び、鉄道の総延長は約5000キロ、駅の数は約1200に達しています。

続いて、「人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす」というJR西日本の企業理念「私たちの志」と、実現したい未来像を示した「長期ビジョン2032」について解説いただいた後、①鉄道の安全性向上、②鉄道事業の活性化と構造改革、③西日本エリアの活性化、④地域共生、⑤不動産・まちづくりの順に現在、同社が注力されているプロジェクトについて、大阪駅周辺の再開発や広島駅ビルの建設、春日市と提携して行ったお菓子「博多カステラ」の商品化など、分かりやすい事例をご紹介いただきながらご説明いただきました。

 

講義の後半には、①経営全般に関する横断的分野を担う総合職と、②鉄道の最前線で鉄道技術のプロとして活躍するプロフェッショナル職から構成される同社の職種についてご説明いただき、特にプロフェッショナル職については守田様、そして本学短期大学部のOGでもある櫻井様から、駅務、乗務員、技術の各職種のお仕事とそのやりがいについて、ご自身の経験談や泊まり勤務の際のスケジュールなどをご紹介いただきながら詳しくご説明いただきました。そのうえで、プロフェッショナル職に求める人財像として「自らの役割を誠実に全うできる人」をあげられ、同社における研修制度など人財育成への取り組み、福利厚生制度、女性の活躍と女性社員の比率が増えている現状についてご説明いただきました。

 

学生たちは子育てをしながらキャリアを積み上げておられるお二人の講義に真剣に聴き入っていました。以下では、受講した学生の感想(代表)をご紹介します。なお、国際キャリア学科からは今年、4年生のE.Mさん(福岡県立小倉南高等学校出身)が西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)に内定しています。

H.Gさん(沖縄県立読谷高等学校出身)

今回の講義では、鉄道会社の事業、特に普段、利用者である私たちには見えない部分のお仕事を学ぶことができました。また、JR西日本の人財育成制度やワークライフバランスを考えた福利厚生制度、ライフイベントに合わせたキャリアアップ支援制度などについても学ぶことができました。私の想像とは違い、入社前に必要な資格はなく、そのかわりに入社後の人財育成制度がとても充実していると感じました。国鉄時代の100%男性の状態から現在では女性社員の比率が15%になっているということは、私たち女性が活躍できる環境が整ってきていることを示していると感じ、企業を見るうえで、それはとても重要な観点だと思いました。変化の多いライフイベントに合わせて働き方を柔軟に変えられるという制度にも魅力を感じました。社会のインフラを支えるため、常に高い志を持ち、経験を積み、意欲と能力を伸ばし、それに応じたキャリアアップと活躍をされている守田様と櫻井様の業務に対する姿勢には学び、活かせることがたくさんありました。私もJR西日本の社員の方々のように責任と意欲を高く持てるような社会人になりたいと思います。

S.Aさん(沖縄県立向陽高等学校出身)

守田様はJR西日本が求める人財として、社会的な使命を理解して、それに共感することができる使命感、何事にも挑戦する姿勢、そしてルールを守る誠実さなどをあげられました。また、リーダーシップがあり、周りの人たちに敬意と感謝の気持ちを持つことが大切だともおっしゃっていました。前回のANA福岡空港の方による講義の際にも、仲間を配慮し、謙虚で誠実でいることでチームの連携がとれるというお話がありました。安全を第一優先にされている航空会社や鉄道会社では、やはりチーム一丸となって協力することが不可欠だと分かり、一緒に働くチームの人々に誠実さと思いやりを持つことがお客様を安全に運ぶことに共通して繋がっているのだと思いました。身近にいる人に感謝をすることを怠りがちですが、身近にいるからこそ、謙虚に優しく接することを意識していこうと思います。

R.Tさん(佐賀県立神崎高等学校出身)

今回はJR西日本の人事課に所属されている守田様と櫻井様からの講義を受けました。鉄道業界と聞いてイメージしていた職種は駅員さんや運転士さんでした。しかし、講義を通して様々な業務や職種があることを知り、非常に興味深く拝聴しました。交通機関にとって、安全は最も重要な点だと思います。そのため、様々な部署の方々がチーム一丸となって取り組むことで、多くの人が安心して利用していただける運営ができているのだと感じました。私は接客業を目指していますので、人々に信頼と安心を持っていただけるような取り組みを知ることができ、とても勉強になりました。

H.Kさん(長崎市立長崎商業高等学校出身)

JR西日本が進めている様々なプロジェクトのなかでも、特にデジタル化の推進や観光促進に関わる取り組みが興味深かったです。デジタル技術を駆使して、切符の非接触化や駅施設のスマート化などが進められていることは利用者の利便性を向上させると同時に、業務の効率化にもつながっていると感じました。また、地域と連携し、観光ルートの整備やイベントの開催を通じて地域振興に寄与している点も素晴らしいと思いました。これらのプロジェクトを通じて、JR西日本が地域の課題に向き合い、持続可能な発展を目指している姿が伝わってきました。今回の講義は就職活動を進めるうえで、地域貢献や持続可能な社会づくりに自分自身がどのように関わっていけるのかを見つめ直すきっかけになったと感じています。

K.Nさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

JR西日本では鉄道事業の特性上、泊まり勤務が多い点が特徴的であると感じましたが、仮眠が確保されているため、長時間勤務への懸念はあまり抱きませんでした。鉄道会社という仕事柄、理系出身の社員や男性が多く活躍しているイメージがありましたが、それが大きな誤解であることが分かりました。実際には女性社員も多くの部署で活躍されており、例えば今回の講義でお話しいただいた守田様や櫻井様の体験談を聞くことで、女性も自分らしく働き、活躍できる職場環境が整っていることがわかりました。また、講義のなかで特に印象に残った事例として、JR西日本が福岡県で取り組んでいるプロジェクトがありました。春日市と包括連携協定を締結し、その一環として「博多カステラ」という商品を開発したというお話が非常に興味深かったです。地域の産業と連携しながら、新たな商品を生み出すことで、地域と共生し、社会に貢献している点が印象的であり、JR西日本が地域社会との連携を大切にし、地域活性化に寄与している企業であることを実感しました。このような取り組みを通して、地域との結びつきを強めると同時に、社員一人ひとりが地域貢献を感じられる点に深く共感しました。今回の講義を通して、JR西日本という企業の多様な側面とそこで働く魅力を深く理解でき、これからの就職活動に向けての視野が広がりました。今後も学びを深めながら、自己成長を目指していきたいと思います。

R.Oさん(宮崎県立小林高等学校出身)

今回の講義資料に、JR西日本の企業としての注目すべきポイントが四つ書かれていました。一つは「1日500万人が利用する鉄道インフラを創る、支える仕事に挑戦する」であり、西日本エリアで人々の移動を支える重要なインフラを担っています。二つ目は「人、まち、社会につなぎ、西日本エリアの地域に貢献する」であり、地域社会への貢献を企業の大きな目標としています。三つ目は「手厚い教育体制で入社後の成長をサポートする」です。これにより、社員一人一人の成長を支援する仕組みが整えられています。四つ目は「充実の福利厚生で安心して長く働ける環境を提供する」です。これにより、社員が安心して働ける職場環境が提供されていることがわかりました。講義を聴いて、JR西日本が多様な事業展開を行っていることがとても印象的でした。また、手厚い教育体制や充実した福利厚生制度を通じて、社員の成長と働きやすさを支援しており、多様な人財が活躍できる環境が整っていることも理解できました。

S.Kさん(筑陽学園高等学校出身)

私は博多駅構内の飲食店でアルバイトをしていて、JRの社員の方にお店の担当をしていただいています。そのため、今回の講義はどこか身近なものに感じました。特に、印象的だったのは泊まり勤務のお話でした。今まで鉄道会社はあまり関心がありませんでしたが、私が興味のあるIT分野でも仕事ができることを知り、これからの就職活動における希望就職先の候補として、もっとJR西日本、JR九州について調べていこうと思います。

K.Kさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

JR西日本の企業理念「人、町、社会の繋がりを進化させ心を動かす。未来を動かす」は、輸送業務を超えて、地域や人々の生活と強く結びつくことへの意欲を示しており、そこには「人と町、社会とのつながりを創造し、豊かな未来を支える」という高い志が表れていると思いました。「心を動かす」という言葉には、利用者に感動や心地よさを提供したいという思いも込められているように感じられます。「未来を動かす」という表現には未来に向けて持続可能な社会を目指す企業姿勢が反映されており、地域と一体となって社会課題に向き合い、次世代に向けて「進化」していこうとする強い決意を感じました。

M.Mさん(佐賀清和高等学校出身)

講義全体を通して、西日本旅客鉄道は重要なインフラとして多くの人々の生活を支えるだけでなく、地域と共に成長し、接続可能な未来を目指している企業であることがわかりました。鉄道会社にはこれまで関心を持っていませんでしたが、今回の講義で非常に強い関心を持ちました。今後、就職活動において企業を見る際は視野をより広げていこうと思います。

S.Tさん(福岡県立田川高等学校出身)

講義を聴いて、幼い時、電車が好きだったことを思い出しました。あの時のワクワク感を思い出しながら、鉄道会社の詳しい業務内容について学ぶことができ、とても充実した時間でした。また、自分自身がどれほど成長したのか、どの地点にいるのか、認識することができました。今後の就職活動に向けて、より私らしさを伝えることができるように邁進したいと考えております。

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