大学のゼミでは、指導教員のもと少人数の仲間とともに、それぞれが興味のある専門分野の研究や学内外の活動に取り組みます。
心理学科の学生は、2年次後期に自分の興味や関心、将来の進路と、先生方の専門や指導のあり方等々を考え合わせ、3年次からのゼミを選びます。
ゼミは教員の研究成果や個性に触れることができる場と言えます。
今回は白澤ゼミをご紹介します。
白澤ゼミってどんなゼミ？
私の専門領域は、臨床心理学です。
特に遊びを通して子どもの表現を受け止め、理解し、関わっていく「遊戯療法」の実践や研究を行ってきました。
「遊び」は子どもの心を護り、育むだけではなく、大人にとっても心の健康を保ち、創造的な活動を促す機能を持っています。
そしてその機能が存分に発揮されるのは、遊ぶ人の主体性が保障されている時です。
白澤ゼミは、この「主体性」を大切にしています。
ゼミ生には、自ら問いを立て考えることや自分で動くことを通して、進むべき道を自ら選びとれる人になって欲しいと考えています。
（白澤 早苗）
ゼミ生の声
白澤ゼミでは、4年生の先輩方との交流や心理療法の体験など、多くの貴重な機会が設けられています。
同学年のゼミのメンバーと初対面でもレクリエーションやグループワークを通して仲良くなることができ、初めは緊張感が漂っていた教室も今ではとても心落ち着く温かい雰囲気に包まれています。
大学院進学、就職希望のどちらの生徒にも寄り添った柔軟な授業で、自分の興味や関心があることを自由に学ぶことができます。
私にとって白澤ゼミは、週に一度、一番楽しみにしている授業です。
（S.Ｍ.さん／香住丘高等学校出身）
白澤ゼミは、自分のペースで学びを深め、困った時には皆で協力して問題解決を行えるゼミです。
定期的な個人面談等で自分の進路について話し合う時間もあるため、自分の将来についてじっくり考えることが出来ます。
卒業研究は他のゼミよりも早く取り掛かるため、困った時は先生に相談して、一緒に問題解決を行い、ゼミ生の皆に協力してもらったりしながら、ゆっくり自分のペースで研究を進めることができます。
また、白澤先生の丁寧で、手厚い指導を受けられるのが特徴です。
（O.R.さん／柏陵高等学校出身）
