国際キャリア学科（ICD）の７期生にあたる現４年生の学生生活は、入学時に始まったコロナ禍により大きな影響を受けました。特に１年次には多くの授業がオンラインになり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも７期生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。内定先は国際キャリア学科OGが多数、活躍している航空業界を中心に多岐にわたっています。

このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第５回は日本航空株式会社様より客室乗務員の内定をいただいたY.Mさん（福岡県立武蔵台高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はこの度、日本航空株式会社より客室乗務員として内定をいただきました。

 

私たちの入学時には、コロナ禍により多くの授業がオンラインで行われました。目指していた航空業界でも採用が次々と停止され、将来に対する不安を抱えるなか、常に就職について考えながら行動していました。

 

そのような中で「何事にも全力で取り組むこと」を心がけました。対面授業が再開された際には積極的に参加し、ネイティブスピーカーの先生方とは授業内でも授業外でも英語で会話するようにしました。興味のある授業は全て履修し、毎日、欠かさずに予習復習を行ったことで、テストや課題でも好成績をとることができました。長期休暇には勉強会を企画し、早朝から国際キャリア学科の仲間と共に語学の学習に打ち込みました。勉強以外にも、地元の観光地案内や茶道の経験を活かしたお茶会の主催などを通して、様々な方とのコミュニケーションの機会を作りました。

 

私が本格的に就職活動を始めたのは大学３年次です。会社説明会に参加することはもちろんですが、実際に航空機に乗り、先輩方の働かれているそのお姿から学ばせていただいたり、空港に何度も足を運んだりして企業研究を行いました。私は当初から航空業界を第一志望にしていましたが、並行して様々な業種・業界の研究を行いました。そうすることで志望動機や自分の将来の目標がより明確になり、エントリーシートや面接でお伝えしたいことをまとめやすくなりました。

 

エントリーが始まってからの半年間は苦しいこともたくさんありましたが、共に夢に向かって頑張っている仲間や選考が進む度に自分のことのように喜んでくださる学科の先生方、いつも話を聞いて応援してくれる家族など、周りの方々の存在が心の支えとなりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。コロナ禍により先の見えない日々に客室乗務員は諦めたほうがよいのではないかと思ったこともありましたが、こうして大好きな日本航空に素敵なご縁をいただけたこと、大変、嬉しく思っています。この気持ちをずっと忘れずに乗務したいと、熱い思いがこみあげます。

 

後輩の皆さん、就職活動は、皆、それぞれのスピードで進んでいきます。周りの人が輝いて見え、落ちこんだり焦ったりすることもあるかもしれませんが、自分の思いを一番、大切にして挑んでください。私も就職活動を通してたくさんの方と出会い、それぞれの素敵なところを目にして、その分、自分と真剣に向き合い、大きく成長できたと思っています。国際キャリア学科には私たちの夢を全力でサポートして下さる方々と恵まれた環境があります。是非、たくさんのことに挑戦してみて下さい。頑張った経験と時間は必ず自信になります。後輩の皆さん、それぞれの夢が実現できますように、心より応援しています。