国際キャリア学科（ICD）の７期生にあたる現４年生の学生生活は、入学時に始まったコロナ禍により大きな影響を受けました。特に１年次には多くの授業がオンラインになり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも７期生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の掉尾を飾る第２９回は日本航空株式会社様より客室乗務員（CA）の内定をいただいたM.Nさん（福岡県立筑前高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はこの度、日本航空株式会社より客室乗務員として内定をいただきました。

私は大学入学時から航空業界に興味があったため、大学での航空実務研究の講義やエアライン研修に積極的に参加してきました。そこでは、この業界に必要なスキルを学べることはもちろん、共通の夢を持つ仲間とつながるとても良い機会になりました。私たちの代は、大学１年次に始まったコロナ禍により、当初は全面オンラインの授業を余儀なくされました。そうしたなかでも「最高評価の成績をとる」という目標を掲げて、目の前の授業一つひとつを真剣に受け、自分の将来の夢を叶えるためのモチベーションを保ちました。大学３年次には、人間力を磨くために様々なことに取り組みました。特に、私が１年間かけて取り組んだのは「Breakthrough Fukuoka」という学生団体プロジェクトです。自分の実力を試したいと思い、挑戦した結果、社会人基礎力を高めることにつながる経験ができ、就職活動時の自己分析にも活かせました。このほか、スキマ時間を見つけてTOEICⓇのスコア向上やSPI対策、資格取得、OG訪問を行いました。４年生からは書類作成や面接で忙しくなるため、これらに時間を割くのが難しくなります。「時間が足りない」「もっとこうしておけばよかった」と後で後悔しないよう、しっかり計画を立て早めに進めておくことが大事です。

今年３月からは、まず第一関門である書類選考を通過するためにエントリーシートを納得のいくまで何十回も書き直すとともに、友人や大学の先生、キャリアセンターの方々に協力いただきながら企業研究や自己分析、面接練習を行いました。面接対策では、言葉遣いや立ち居振る舞いに気を付け、大学時代のエピソードを自分の言葉で簡潔に伝えられるよう練習を重ねました。そして、体調管理をしっかり行い、常に万全な体制で臨むことにも気を配りました。

 

航空業界は他の業界に比べて採用選考が始まる時期が遅いため、自分の将来を不安に感じる日々もありました。そうしたなかでも最後まで頑張れたのは仲間の存在があったからこそです。一緒に頑張れる仲間がいるだけで、お互いに鼓舞し、自信をつけることができます。自信は笑顔に表れます。私が就職活動で特に大切にしていたことは、この「笑顔」です。航空業界では「笑顔」が大切です。私は一緒に夢を追いかける友人たちと励まし合い、就職活動を楽しみながら行いました。

 

後輩の皆さん、大学生活はあっという間に過ぎていきます。少しでも興味が湧いたことにはぜひ挑戦して、充実した大学生活を送って下さい。就職活動も個人戦だと思わず、周りの仲間と支え合いながら、楽しく励んで下さい。皆さんに素敵な将来が訪れることを心から願っています。