国際キャリア学科（ICD）の７期生にあたる現４年生の学生生活は、入学時に始まったコロナ禍により大きな影響を受けました。特に１年次には多くの授業がオンラインになり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも７期生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第２０回は第一志望であった株式会社ジェイエア様より客室乗務員の内定をいただいたH.Eさん（福岡女学院高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はこの度、株式会社ジェイエアより客室乗務員として内定をいただきました。

 

幼い頃から客室乗務員になることが夢だった私は、航空業界への就職に強い福岡女学院大学国際キャリア学科（ICD）を選び、入学しました。私はもともと緊張しやすい性格であるため、同じ目標を持った友達と切磋琢磨することや海外留学を経験することで、自分の弱点を克服しようと考えていました。しかし、大学入学時から始まったコロナ禍の影響で、必ず行こうと決めていた海外留学や楽しみにしていた航空業界でのインターンシップ（対面）も２年次まではすべて中止となり、１年次には対面授業さえあまり経験できませんでした。

 

入学前は航空業界一本で就職活動を行うことを考えていましたが、コロナ禍の影響で航空業界の採用が中止になったこともあり、他業種の企業研究を考えた時期もありました。しかし、夢を諦めたくないという想いが強く、航空会社の採用が再開されることを期待しながら、航空業界へ就職するというモチベーションを保ち、準備を進めていきました。少しずつ航空会社の採用再開が発表された時は嬉しく、絶対に夢を叶えるという思いがさらに強くなりました。国際キャリア学科が航空会社と提携して実施しているエアライン研修が再開された際は積極的に参加しました。研修では事前に必ずその会社の企業研究を行い、そこで働くイメージを持ちながら参加することを意識しました。そのかいあって、スターフライヤーでのエアライン研修では優秀賞をいただくことができました。

 

就職活動では、先輩方から学んだ「面接官の方は落とそうとしているのではない。就活生自身の話を聞くための会話のキャッチボールを求めている」という言葉を忘れずに、面接に臆さないことと、用意した文章を丸暗記するのではなく、考えていたことをその場、その場で言葉にするように意識しました。就職活動は想像以上に辛く、苦しいこともあります。私はこれまであまり悩み続けることはなかったのですが、３年次の後半からは就職活動がいつも頭の片隅にあり、いつの間にか不安やストレスに悩んでいた時期もありました。しかし、コロナ禍も次第に落ち着き、対面授業も本格的に再開したことで、航空業界を目指す友達と情報交換をしたり、全く違う業界を目指す友達の話を聞いたりすることで、お互いに支え合いながら、前向きに物事を捉えていくことができるようになりました。また、先生方や家族など、たくさんの人から支えていただきました。

 

結果として目指していたジェイエアより客室乗務員の内定という素敵なご縁をいただき、夢を叶えることができました。今まで支えてくださった方々には、心からの感謝でいっぱいです。後輩の皆さん、大学生活は長いように見えて、本当にあっという間に過ぎていきます。悔いのないように全力で楽しんでください。皆さんの将来が明るいものになることを心から願っています。