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2022.08.10

心理学科

『障害者・障害児心理学』大牟田市議会議員 古庄和秀さんを招いて

前期の講義が終わり、夏休みに入りました。授業紹介として「障害者・障害児心理学」を紹介します。
障害児・者と取り巻く法律や制度、当事者の理解に加え、当事者を支える周囲の人々の理解について学び、心理支援について考える授業です。
当事者の声から学ぶことは、学生にとって貴重な機会になります。
今回は「大牟田市議会議員 古庄和秀さん」を招いて講義を行っていただきました。
古庄さんは、障害者の自立と政治参加をすすめるネットワーク事務局長で、講義では、共に生きる社会づくりについて障害をもつ当事者として、その実践について話していただきました。
古庄さんから様々な学びを得たことが、講義後の学生の感想から伝わりました。                                                                                         
2名の学生の感想を紹介します。

古庄さん、貴重な講義をありがとうございました。

大牟田市議会議員 古庄和秀さん

学生の感想

◆古庄さんのお話を聞いて、「誰ひとり取り残されないまちづくり」を実現したいという思いが強く伝わってきた。
特に印象に残っているのは、合理的配慮に基づいた、社会モデルの考え方についての話である。
マイノリティを考慮していないことで生まれる障壁があるということに気づくと共に、障害者だけでなく、左利きの人や、国籍、ジェンダーなど切り取る部分によって誰もがマイノリティになり得るのだと思った。
そのため、普段当たり前と思っていたことを見直すことや無意識の偏見などに気づくことが重要であり、それが全員にとって優しい社会を作るために必要なことであると思った。
また、今の社会は平等と公平の概念を混同して考えている部分が多いのだと分かった。
本質を理解するためには「どうすれば」共生社会が実現するのかと考え、改善し続けることが重要だと思った。
現代の社会には教育、福祉など様々な分野で課題があり、様々な原因によって心に問題を抱えている人が多いと思う。
私も古庄さんのように社会的に弱い立場の人の声を聞き、誰一人取り残されない社会の実現するために貢献できるような仕事をしたいと思った。

                              (心理学科3年)

◆古庄さんの講義を受けて、とても行動力があり、やる気に満ちあふれている方だという印象を強く受けました。
そして、「インクルーシブな社会」を目指すために、日々尽力されているのだと理解しました。
特に、過去の経験の中であった就活の困難を目の当たりにして、それ以来障がい者の支援や自立させるためのネットワークを築いたという話は素晴らしいと思います。
また、多様性への理解が広まってきた今日ですが、日本ではまだまだ理解に時間を要すると考えます。
より早くインクルーシブな社会を実現するためには、地道な努力と人々の意識だと思いました。
実際に、古庄さんは自ら行動して、社会を変えるために様々な努力をしているため、既に結果に表れていると思いますが、今後の活躍も応援しています。
最後に、それぞれの話に説得力や一つ一つ想いが込められているように感じました。
今回の講義を聴き、私自身も夢や目標に向かって、奮起する必要があると思いました。自主的に行動することや自信を持つことが、今後の選択肢を広げられるのではないかと考えました。                            

(心理学科3年)

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