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2022.05.20

心理学科

高校生の私に授業紹介『臨床心理学概論』

臨床心理学概論は、「こころの援助」について1年生が初めに学ぶ講義です。
「どうして悩むの?」「こころは成長するの?」「こころはどうやって元気になるの?」、そのような疑問に対して学んでいきます。臨床心理学の歴史、こころの発達、こころの理解の仕方、こころの援助の仕方を学ぶ中で、「心理学科を卒業すればこころが読めるようになる」という誤解が解け、こころの理解が進みます。
4回目の授業を終えた1年生に、「今までの授業を踏まえて、高校生の自分に臨床心理学の授業紹介するなら、何と言う?」と問いかけてみました。学生達のメッセージを紹介します!心理学に興味がある高校生達が、大学での学びをイメージするヒントになるかもしれません。

授業風景(2020年3月以前)

学生の感想 「高校生の私へ。臨床心理学でこんなことがわかったよ!」

  • 中学生の頃から高校生まで、心理学に興味を持ち続けていた自分に感謝します。人を助けることだけを考えていた時期もあったけど、幅広い分野から心について学ぶことができるし、今、とても楽しいです。
     
  • 一人の人であり、全体的な存在として、自分を見つめなおすことができるから、悩みが減る。体の栄養だけでなく心の影響も大切だから、しっかりと体と心を休められる。数回の授業を通して、自分の持っていた疑問が解けることがあったからとても楽しい。
     
  • 人の心が読めるというのは間違いでした。相手の人に寄り添い耳を傾ける。人として大切なことをたくさん学べている気がして楽しいです。正解がない難しい学問ではあるけど、すごくおもしろいです。
     
  • 今まで普通に使っていた言葉の意味を深く学べる授業だと思います。特に「援助」がどういう意味か分かった時、新しい知識が増えた感じがして、私にとってはとても楽しい授業です。
     
  • 様々な現場で必要なもの。人の心を読むということではなく、その人の背景だったり環境だったりも大切にして、その人と向き合っていくもの。
     
  • 第1志望ではなかったため、何も知らない状態だったけど、学んでみると思っていたよりもおもしろいです。特に人の考え方や援助の仕方について知れることを楽しいと思いながら学べるから、心理学を学んで正解だと思います。
     
  • 臨床心理学はとても面白い!と思ってはいたけど、思っていたより興味深い!まだ少ししか学んでいなけど、人について、心についてを沢山することができる。私のやりたかった学問。でも1つだけ、人の名前を覚えるのは少々大変ではある。
     
  • すごく専門的な内容だと思っていたけれど、自分の身の回りのことでも捉えることができる授業だと思った。子どもの発達に関する心理学に興味がわきました。
     
  • 自分の新しい世界が見えるから面白い!自分たちの無意識下での行動の理由とか知ることができて楽しい!興味深いことがたくさんあるのでもっと知りたい。
     
  • 臨床心理学は、自己実現をサポートするようなことを学ぶ学問で、「助ける」というより相談者を深く知って主体性を尊重することが重要らしい。イメージしていたのと違っていてびっくりした。
     
  • 臨床心理学は、「人の心を理解する」ことを学ぶけれど、それを可能にするためには、他者を知り、自分を理解することが重要になってくるということを、高校時代の自分に教えてあげたい。
     
  • 臨床心理学の歴史から学ぶことができるから分かりやすいし、楽しい。客観的な視点から物事を見たり、自分が普段何気なく生活していて気づいていない部分でも、心理学的視点から考えることができるようになるので楽しい。「その人自体を受けとめる」、これが一番大事。
     
  • 高校の時、心理学科に行きたいけれど先生に言えなくて、どうしようとばかり思っていました。大学生になって1か月経ち、今、臨床心理学は幅広い分野で活用できるとても興味深い内容だと思っています。難しそうなイメージもあるけれど、それ以上に学びが多い学問です。高校生の私へ「先生に早めに心理学科に進みたい」と伝えてください。

自分で調べた心理療法を発表:大学院生と一緒に(2020年3月以前)