国際キャリア学科４年のM.Gさん（くるめ国際交流学院出身、スリランカ出身）が公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の奨学生に選ばれました。ロータリー米山記念奨学会は、勉学を志して日本に在留している外国人留学生に対し、全国のロータリークラブ会員の方々からの寄付を財源とする奨学金を支給し、支援している奨学団体です。奨学生は学業における成績や熱意に加えて、異文化理解やコミュニケーション能力において優れている点を評価して選抜されます。
M.Gさんはスリランカの出身で、国際キャリア学科六期生として入学しました。入学以来、日本語の学習に努める一方、英語や専門科目を含む他の授業の受講態度もまじめで、優秀な成績をおさめてきたこと、学内・学外の様々な活動で活躍してきたことを評価いただきました。選抜されたロータリー米山奨学生にはそれぞれ一人の会員の方がカウンセラーとしてつかれます。そのご指導のもと、ロータリークラブの諸活動への参加を通して日本の文化、習慣などに触れることで、国際平和の創造と維持に貢献する人材となることが期待されています。
以下は、ロータリー米山奨学生に選抜されたM.Gさんからの喜びの報告です。
ロータリー米山記念奨学会の奨学生に選抜いただいて（国際キャリア学科４年M.G）
私は2022年度のロータリー米山記念奨学会の奨学生に選抜いただきました。ロータリークラブは地域の人々の生活を改善したいという情熱を持って社会に役に立つ活動に力を注がれている献身的な人々の世界的なネットワークです。ロータリー米山記念奨学会は日本で学ぶ留学生の学業を支援するとともに、カウンセラーや世話クラブとの交流などを通し、日本の文化などへの理解を深めさせることを目的にして活動されてます。
私は2019年に福岡女学院大学国際キャリア学科に入学してから勉学に努めるとともに、2020年には英語で福岡城の観光ガイド・マニュアルの作成に携わるなどボランティア活動にも力を入れてきました。また、大学では後輩のチューターとしても活動しました。この度、こうした学内、学外での取り組みを評価いただき、たいへん嬉しく思っています。
私の将来の夢は、海外と日本をつなぐ貿易商社に就職して、日本とスリランカの良好な関係構築に貢献できる人になることです。就職活動も始まり、来年には社会人になる私にとって、このロータリー米山記念奨学生に選抜いただいたことは、日本の社会や経済、文化について学び、また私の母国スリランカについて地域の方々に紹介できるとてもよい機会になると思っています。
M.Gさんのキャンパスライフ
国際キャリア学科(ICD)の学生(留学生)がロータリー米山奨学生に選抜されるのはこの３月に、卒業して、福岡県内に本社を置く日本企業に就職した五期生のK.Sさん（日本国際語学アカデミー出身、ネパール出身）に続いて二年連続となります。
なお、M.Gさんと同じスリランカ出身の国際キャリア学科卒業生は日本のホテルや製造業企業に就職して活躍しています。
