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2021.11.25

現代文化学科

女子大生らしい発信とは??-「ニューロカリズム」第2弾-

 池田ゼミでは、観光を多角的に分析・検討できるようになることを目標としています。特に観光をメリット・デメリットの双方から分析し、観光地の現状及び実態を把握し、その地域が抱える問題点を捉え改善策を考えています。

 昨年度より池田ゼミで取り組んできた、女子大生の目線で地域の魅力を発見・発信するコロナ禍の新たな観光「ニューロカリズムNew-Localism)」。3年ゼミ23名は6チームに分かれ福岡在住のファミリー層をターゲットに福岡の「自然資源」を活用した福岡各地のまだ知られていない魅力を伝えるモデルコースを、4年ゼミ19名は5チームに分かれ佐賀県鳥栖市を舞台に鳥栖及び福岡に在住のファミリー層をターゲットに鳥栖市を基軸とした近隣の市町村の観光資源を結びつけた観光モデルコースの作成に取り組んでいます。
 そこでコロナ禍に配慮しつつ3・4年ゼミの各チームが夏休みを利用して現地調査に赴き、自分たちのモデルコースを実体験しつつ、パンフレットに掲載する店舗や施設の取材・写真撮影等を実施してきました。その現地調査の結果をもとに、実際に自分たちがイメージするパンフレットのデザインのなかに落とし込み、デザイン案を完成させました。

 しかしながら、それぞれのチームが自分たちが取材し、そのなかで楽しいと感じたコンテンツをパンフレットに反映させてきたものの、その紹介の仕方や見せ方などニューロカリズムの大事なコンセプトである「女子大生らしさ」という点においては、まだ十分とはいえないのではないかと考えました。
 そこでテレビドラマの宣伝や企業のブランドの立ち上げ、また行政の観光PRなど多岐にわたるデザインを手掛け日本の最前線で活躍されている株式会社1アートディレクター加藤一行様に今回のプロジェクトに参加頂き、”女子大生らしい発信”とは何かをもう一度見直し、プロの視点からどのような発信をすれば多くの人に伝わるパンフレットになるのか、そのノウハウや考え方をご縁あって学ばせて頂けることになりました。

 加藤様のこれまでの経験からその話に引き込まれた学生たちは、「自分の好きなモノ・コト」を通して人に語る方法や共通項を見つけていく作業や、多様な雑誌を用いてその雑誌から気になるページや好きなページにはどのような工夫がされているのかを共有したりと、人に伝えるための方法を様々なワークを用いて加藤様から直接学びました。

 これらのレクチャーを受けてもう一度自分たちの作ったデザイン案を見直してみると、例えばスポットの紹介文や写真の使い方など、もっと自分たちの主観や表情が見えるようなアピールの方法があり、加藤様や昨年度よりプロジェクトに加わって頂いている株式会社DNPプランニングネットワーク黒原廉様の助言をもとにパンフレットデザインの修正に取り組んでいます。
 難しい課題にも試行錯誤の日々は続いていますが、学生たちはやりがいを感じているようです!パンフレット完成が非常に楽しみです!!