昨年度池田ゼミでは、地元や地元愛を指す「local」と、女子大生の独自目線をイメージした「ism」を融合させた「localism(ロカリズム)」という言葉をつくり、「ニューロカリズム(New-Localism)」と題したコロナ禍の新たな観光スタイルを新設しました。昨年度は福岡市西新エリアの商店街を基軸とし、6つのグループに分かれてテーマごとに地域の観光資源を活かしたマイクロツーリズムモデルコースの作成に取り組みました。
その第2弾となる活動がいよいよスタートしました!今回のテーマは「学びの旅」です!!コロナ禍の今、なかなか以前のように観光に気軽に行けるような状況ではありませんが、一方で人々から観光需要がなくなったわけではなく、むしろ観光に行きたいという欲求はさらに高まっていると思われます。観光に自由に行くことができていた際には「地元よりも遠くへ」と目が向きがちでしたが、逆にコロナ禍だからこそ自分たちの地元の観光資源にも人々の関心が向けられるのではないかと私たちは考えました。テーマに「学び」を挙げたのも、地元の魅力を体感するなかで、単に「楽しみ」だけでなくこの旅を通して何か「新しい発見」があったということが、より地域の観光資源の再発見につながるだけでなく、その地の”ファン”となる人たちの獲得に繋がるのではないかと考えたからです。
3年ゼミ23名は6チームに分かれ、福岡在住のファミリー層をターゲットに福岡の「自然資源」を活用して、福岡各地のまだ知られていない魅力を伝えるモデルコースの作成に取り組んでいます。昨年度の引き続き、ゼミ活動に多大なるご協力を賜っている株式会社DNPプランニングネットワーク様にパンフレット作成にあたってのコンセプトの決め方やその手法を学び、長年多様な交流促進事業を通して人々の交流の創造に貢献し、その先の感動体験を提供されてきた観光のプロから助言を頂きながら活動を進めています。先日は実際にゼミにご参加頂き、魅力的なパンフレットづくりに必要な方向性やその手法を学びました。プロの視点からのお話しに学生たちは今まで思いつかなかった発見が多々あり、難しい課題にもやりがいを感じているようです。10月のパンフレット完成に向けて、各チームの試行錯誤は続いています!!
一方、4年ゼミ19名は本学と包括連携協定を結ぶ鳥栖市教育委員会様からの依頼を受け、佐賀県鳥栖市を舞台に「学びの旅」の作成に取り組んでいます。鳥栖及び福岡に在住のファミリー層をターゲットに鳥栖市を基軸とした近隣の市町村の観光資源を結びつけた観光モデルコースを通して、5チームそれぞれが異なるテーマで鳥栖の新たな魅力発信を試みています。先日、実際に鳥栖市を訪問し、教育委員会関係者から鳥栖市の紹介及び意見交換会、また鳥栖市の歴史史跡の1つ「葛籠城跡」を解説を聞きながら散策し、実際に鳥栖市の歴史や文化を自分たちの五感で感じました。コロナ禍でこれまでゼミ全体での学外活動は実施できませんでしたが、今回久しぶりの学外活動ということで楽しみを感じつつも、自分たちのチームがどのようにして鳥栖市の魅力を発信していくかの参考になる、充実した活動となりました。
そしてこの度、池田ゼミが昨年度から取り組んできた「ニューロカリズム」がRKB毎日放送「発掘ゼミ!!」の取材を受けることとなりました。昨年のニューロカリズムの活動及び今年度取り組んでいる「学びの旅」、先日の鳥栖市訪問や学内でのインタビューなど多岐にわたる取材を頂きました。今回受けました取材は※9月4日(土)6:30より放送が決定しております!!池田ゼミの3・4年生が緊張しながらも自分たちの活動に対してその思いを語っていますので、ぜひご覧いただけましたら幸いです!!!
※【★放送日変更のお知らせ★】
9月4日(土)6:30より放送予定だった池田ゼミの取材の様子は、8月28日(土)6:30~6:45に変更となりました!どうぞよろしくお願い致します。
また、YouTubeで配信されておりました当日の放送内容は掲載期間が終了となり、現在閲覧ができません。あしからずご容赦ください。
観光は他所の土地に旅行に出かけることだけではなく、実際に地域とそこで生活を営む人たちとの触れ合いのなかで生まれる何かを感じ、認め合うことも大切な魅力です!!現地の魅力を「女子大生の視点」で発信する活動は、これからも続いていきます!!!