心理学科には、学部2年生以上を対象とした「心理学実験」という演習科目があります。
前期に実施されるのが「心理学実験Ⅰ」、後期に実施されるのが「心理学実験Ⅱ」です。これらの授業は3名の教員によって担当されており、学生たちはさまざまな心理学実験に参加し、心理学実験のやり方やデータの収集、分析、そしてレポートの書き方を学んでいきます。
学生たちの声を紹介します。
写真は2017年の心理学実験の授業で撮影されたものです。
学生たちは「ミュラーリヤー錯視」の実験に取り組んでいます。
受講者の声
◆今回の実験はとても面白かったです。「花と虫」、「良いと悪い」という単語を組み合わせた場合の実験では、反応時間に大きな差はみられませんでしたが、「女性と男性」「家庭と仕事」の場合では差が大きくなりました。まだまだ女性は家庭、男性は仕事というイメージが根強いのだなと思いました。仕事も家庭も男女平等になればいいと思いますが、非意識による心のはたらきを変えるのは難しいことだなと思いました。ありがとうございました。
Hさん(筑紫中央高等学校出身)
◆本日の講義において、私たちは何らかの対象にイメージを持っていることを実感しました。私自身、「女性と家庭・男性と仕事」という組み合わせの条件のときの方が、もう一方の条件よりも反応時間が短かったので、無意識的に概念を連合させていることがわかりました。
また、IATはジェンダーやセクシュアリティなど、近年ニュースや新聞でも取り上げられているトピックも取り扱っていると学び、自ら積極的に調べて知識を増やしていきたいです。
これから行われるさまざまな実験に向けて、表や図の書き方、SPSSの使い方を改めて復習し、授業内容の理解に繋げていきたいと思います。
Fさん(福岡女学院高等学校出身)
◆私は意識化できない心のはたらきについて関心があり、詳しく学んでみたいと思っていたため、今回の実験は非常に興味深いものでした。呈示された言葉の組み合わせを変えるだけで、回答するまでの反応時間が長くなり、間違いも増えたため、私たちは物事に対してステレオタイプを無意識のうちに抱いてるためかなと感じました。
この実験を通して潜在的態度やそれによって生じる問題などについて考え、世の中の差別や偏見、そして自分たちの心の中で意識できている部分とできていない部分は何かなど考えていきたいと思いました。
Sさん(博多青松高等学校出身)


