心理学フィールドワーク(人間関係)Ｂの続報です。今年度は、日本航空株式会社(以下、ＪＡＬと記載)との産学協同事業の一環として行いました。

この授業は、ＰＢＬ(Project Based Learning；課題解決型学習)と呼ばれるスタイルで展開され、学生自身が主体となって積極的に活動します。（その１を読まれたい方はこちらをチェックしてください）

「若年層のＪＡＬ選好性を高めるには」という課題に取り組み、様々な情報を集め、分析し、これまでに学んだ心理学の知見も活用し、実際的で具体的な案を練り上げました。そして、授業の総仕上げとして、ＪＡＬ福岡支社で発表を行いました。

発表の様子です。

新型コロナウイルス感染予防の観点から、パーティーションが設置された会議室で、距離を取って着席し、マスクも着用したままでの発表となりました。慣れない環境でしたが、ＪＡＬの方々の和やかなご様子に助けられ、無事、発表を終えました。最後に、お土産まで戴いてしまいました。

授業の中盤で、ＪＡＬの強みを「身近な贅沢、伝統の信頼」として定義しました。その後、この強みを若い人たちに浸透させるための具体的現実的方策を考えました。思いつきを膨らませ、評価選択し、残った案をさらに検討するというプロセスを重ねて最終案を完成させました。

発表後、ＪＡＬの方々にご意見をいただきましたが、好意的なご感想も多く、とても嬉しく思いました。そして、この授業によって、改めて心理学の知識を得ることが、より良い解決策を生み出すことや、提案に説得力を持たせることを学ぶことができました。

発表終了後の記念写真です。

手元をみるとマスクが写っている人もいるかと思いますが、撮影の瞬間のみ外しました。パソコン画面に写っている学生も、感染予防のためにＷＥＢで参加した発表者の一人です。