「心理実習Ⅰ」では、学生が教員の引率のもと、公認心理師が業務を行う主な5分野(保健医療分野、教育分野、福祉分野、司法・犯罪分野、産業・労働分野)の施設で見学実習を行います。
受講生は、支援の現場を実際に見て、現地で職員の方々のお話しをうかがい、施設の機能や心理職の役割、職業倫理についての理解を深めます。
本学では、県内外の様々な施設のご協力を得て、多様な現場で学ぶ貴重な機会をいただいています。
11月14日は、24名の学生が福岡保護観察所(司法犯罪分野)に伺いました。
講師の先生からのわかりやすく丁寧な講義と、若手の職員の方々との質疑応答により、司法犯罪分野の業務の理解だけでなく、社会の課題に目を向け、さらにそれぞれのキャリアを考える充実した学びの時間となりました。
実習に参加した学生の感想
今回の講義では、更生保護や保護観察の役割、生活調整など普段の生活の中で聴くことのない内容について、初めて知ることが多く、学びが深まりました。
特に、刑期を終えた人の社会内復帰に向けた支援や再犯を犯さないための対策を、本人の意思を尊重しながら、本人が考え行動するよう促していく取り組みに興味を持ちました。
(Z.A.さん/前原高等学校出身)
罪を犯した人が刑期を終えて立ち直りのために努力しようとしても、社会に居場所がない状況であると再び犯罪を重ねてしまう悪循環に陥ること、また再犯率が約50%の高さであることを知り、更生へ向けて努力する人を受け入れ、見守るような社会へと環境を調整する重要性に気づくことができました。
(K.N.さん/佐賀清和高等学校出身)
今回のお話を聞いて、社会全体で立ち直りを支援していくことが再犯者を減らすことに繋がり、また、再犯者が減ることは被害者を減らすことに繋がるのだと気づきました。
保護観察官は、とても大変なことが多い仕事だと思いますが、被害者の視点を持ちながら加害者の更生を支援し、更生に向けて一生懸命に頑張る対象者の姿を間近で見守れるやりがいのある仕事であることを知る機会となりました。
今回の実習を通して、保護観察所の仕事に対するイメージが大きく変わりました。
(G.N.さん/九州国際大学付属高等学校出身)


