国際キャリア学科(ICD)四期生のR.Iさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)がキャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways Ltd.)で香港と各国を結ぶ国際線の客室乗務員(CA)として活躍しています。
R.Iさんが就職活動を行った2020年は、コロナ禍によりほぼすべての航空会社が採用を停止しました。しかし、R.Iさんは航空会社の客室乗務員になるという夢を諦めずに努力を続け、2022年にシンガポール航空グループの LCC(Low-cost carrier)であるスクート(Scoot)の客室乗務員に採用されました。そして、今年、香港を拠点にするフルサービスキャリアであるキャセイパシフィック航空に転職し、トレーニングを終えて、現在、ヨーロッパ便など世界各地へのフライトに勤務しています。
以下では、ゼミの指導教員だった千葉教授によるR.Iさんへのインタビューをご紹介します。
Q1: キャセイパシフィック航空での現在の職務内容を教えてください。
客室乗務員としての保安業務、サービス業務です。
Q2: キャセイパシフィック航空への転職には、スクートでの職務経験も大いに役立ったことと思います。今回のさらなる飛躍に向け、どのような目標設定や努力をしましたか。
LCCからフルサービスキャリアへの転職だったため、会社の公式サイトで企業研究を念入りにしました。公式サイトに記載されている単語(タグラインなど)を面接官との会話に練り込んでアピールしたり、スクート時代から毎回のフライトでのお客様対応や同僚間の体験談などをメモにとっておき、面接で何を聞かれてもいいように準備していました。
キャセイパシフィク航空への入社直後に約6週間の訓練がありました。高い英語力が問われるのはもちろんですが、メンタル面も鍛えられました。訓練中にいくつものテストがあり、その一つでも不合格となると、日本へ帰国という状況でした。しかし、スクートでも厳しいトレーニングを経験していたため、余裕を持って臨むことができました。外資系航空会社のトレーニングはすべて英語で行われます。大学時代に海外提携校への留学を経験したことが、現在の自分に繋がっていると実感しました。
Q3: スクートも、キャセイパシフィック航空も、クルーやお客様とのコミュニケーションは大部分が英語だと思います。必須である英語スキルを伸ばすため、大学在学中、留学以外にどのような勉強や努力をされましたか。
留学後も英語を使う機会のあるアルバイトをするなど、なるべく英語に触れるように努めました。英会話スクールのアシスタントやキャナルシティ博多内の店鋪での接客業も経験しました。その頃、ラグビーW杯が日本で開催されたので、インバウンドのお客様と関わる機会も多くありました。
Q4: 現在のお仕事では、どんな新たな喜びや難しさがあるでしょうか。
香港が拠点であるため、広東語を話せない私にとっては不便なことも多々あります。お客様の半数が中国と香港の方々で、英語が伝わらず、戸惑う場面も多いですが、ボディランゲージや簡単な単語を使うなどして対応しています。この仕事をして良かったと思う点は、フライトで仲良くなった同僚と滞在先で一緒に出かけることや留学で親しくなった世界各地の友達に会いに行けることです。1ヶ月に数カ国も飛び回り、非日常を経験する毎日なので、楽しく働いています。
Q5: 今後の目標について教えてください。また、国際キャリア学科の後輩たちへのメッセージがあれば、お願いします。
キャセイパシフィック航空での職務は、まだ始まったばかりです。これからボーイング社の訓練やビジネスクラス業務の訓練があるため、今後の目標はそれらの訓練に合格し、早く仕事に慣れ、スクート時代よりさらに世界を飛び回ることです。
外資系の航空会社の客室乗務員を目指している後輩の方々には、アルバイトで貯めたお金で海外旅行をしたり、留学を経験したりするなどして、海外経験を積むことをお勧めします。海外経験は採用面接でもとても役に立ちます。「やりたい」と思ったことはすぐに行動に移して、大学生活を楽しんでください!




