日本臨床心理劇学会第49回大会(2024年2月)が福岡で行われました。
心理劇は集団心理療法の1つで、心理学科の多くの学生が授業(『心理療法基礎実習』)で体験するものでもあります。
役割を演じることを通して、自己理解・他者理解を深め、よりよい人間関係を築くこと、心の葛藤を整理して問題解決を図る心理療法です。
学会には、大学院生だけではなく心理学科の学生も参加し、ワークショップ体験や研究発表を通して、心理劇の臨床実践に関して学びました。
学生達はどのような体験をし、何を得たのでしょうか。
学会参加の感想を紹介してもらいます。
Uさん、Hさん、ありがとうございました!
参加した学生の感想(福岡中央高等学校出身、4年Uさん)
学会で体験したことを教えてください!
1日目のワークショップでは、現場の先生方や他大学の方々と一緒に、心理劇を楽しみながら体験しました。
様々な役割演技を通して、自分の感情の理解だけでなく、他者の表現から新たな気付きを得ることができました。
また、クライエントの立場から心理劇の効果を実感できる貴重な経験になりました。
2日目の研究発表とシンポジウムでは、心理劇の活用場面や効果、成り立ちなどを学び、さらに心理劇の知識を深めることができました。
良かったこと、今後に活かしたいことを教えてください!
私は、大学院に進学し、将来は心理職に就きたいと考えています。
その上で、心理劇学会への参加は、非常に多くの学びと刺激を与えてくれました。
特に一つの視点に固執することなく、様々な立場や視点を理解し、物事を柔軟に捉えることの重要性を実感しました。
この姿勢は、受容や共感の場だけでなく、多職種連携においても不可欠なものだと思います。
この学びを今後の勉強や実習に活かし、常に意識して取り組んでいきたいです。
参加した学生の感想(佐賀西高等学校出身、修士1年Hさん)
学会で体験したことを教えてください!
ワークショップでは、他大学や現場の先生など初対面の方たちの中で、心理劇を体験しました。
最初は自己紹介を交えたウォーミングアップに始まり、徐々に役を演じるようになり、最後には実際にある場面の劇を行いました。
最初はとても緊張していましたが、気がつくと年齢や性別、職業や大学などバラバラだった集団が、1つの大きな集団となり、その中で、人前で取り繕う私ではなく、純粋な私の状態でワークショップを体験しました。
良かったこと、今後に活かしたいことを教えてください!
私は心理劇を通して、ありのままの私で、自分や他人の気持ちや考えと向き合うことの重要性を学びました。
今後は学内外で実習が増え、さらに修士2年になると臨床心理センターでの外来相談に携わることになります。
その際にありのままの私で、1つ1つの実習や事例担当を通して関わる人々と向き合い、受け止めていくことで今回の学びを活かしていきたいと思います。


