国際キャリア学科（ICD）の７期生にあたる現４年生の学生生活は、入学時に始まったコロナ禍により大きな影響を受けました。特に１年次には多くの授業がオンラインになり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも７期生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第２５回は日本を代表する海運会社である川崎汽船グループの港湾物流企業、株式会社シーゲート コーポレーション様より内定をいただいたR.Kさん（熊本県立第一高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私は第一志望であった株式会社シーゲート コーポレーションより内定をいただきました。 

 

高校３年生の時、大学入試を受験した当時はエアラインの客室乗務員になりたいと考えていました。そこで、エアライン業界に多くの卒業生が就職して、活躍している福岡女学院大学国際キャリア学科を選びました。しかし、エアライン業界はコロナ禍により大きな影響を受けていたこと、そして私自身が在学中に様々な産業について学んだことで、目指す進路を見直しました。 

 

私の就職活動は決して順調なものではありませんでした。大学３年生から４年生に進級する間の春休みに就職活動を少しずつ始めましたが、なかなか順調には進まず、就職に対する不安やストレスを募らせるばかりの日々が続きました。一時期は就職活動を行いませんでした。理由は単純で、就職活動から逃げたかったからです。本格的に気を取り直して就職活動を再開したのは今年７月からです。その際は最初、業界や職種はあまり絞らず、企業研究を行いました。企業研究を進めていくなかで海運業界、物流業界に対する関心を深め、シーゲート コーポレーションを知りました。長い歴史に裏付けられた多くの強みを持つ企業であり、一生涯、続けられる仕事であると考え、以後、第一志望として就職活動を行いました。就職活動で特に力を入れたのは、エントリーシートの作成です。志望する企業についてどれだけ調べているか、また志望度の高さと自分自身のアピールを書き入れることを意識しました。面接に関しては初めのうちは緊張で上手く話せませんでしたが、数をこなすうちに大切なことに気が付きました。面接で大切なことは、聞かれたことに適切に答えること、そして笑顔で話すことです。面接の最後には、本気で「御社に入社したい」という気持ちを伝えました。私が目指していたシーゲート コーポレーションに採用の内々定をいただいたには９月の初めでした。 

 

私は総合職として内定をいただいているので、入社後は様々な職種を経験することになると思います。最終的に私が目指しているのは、通関手続等の業務を任せていただくことです。国際キャリア学科で学んだことを活かし、貢献できるよう頑張っていきたいと考えております。 

 

就職活動の経験を通して後輩の皆さんにお伝えしたいのは、周りやメディアの情報を気にして、焦らないでほしいということです。メディアでは、まだ就職の決まっていない人にとってストレスになるような情報が流れることがあります。内定を多くいただくことや早くいただくことが重要なのではなく、本当に自分自身が働きたいと思える場所を見つけることが大切だと思います。就職活動が辛くて、毎日が楽しめないのであれば、ぜひ息抜きをしてください。焦らず、自分のペースで頑張ってください。 

 

高校生の皆さん、私は福岡女学院大学国際キャリア学科でたくさんの学びを得ました。英語はもちろん、人生に役立つ多くの学習ができました。いつも優しく頼りになる先生方、日本人や留学生の友達と出会えました。皆さんの大学生活も楽しく実り多いものになることを願っています。