国際キャリア学科（ICD）を卒業した１期生～６期生はエアライン、旅行、ホテル、運輸、金融・保険、製造、石油・エネルギー、広告、不動産、流通、ＩＴ等の各業界を代表する企業や官公庁、自治体で活躍しています。

このコーナーでは、世界とつながるビジネスの最前線で活躍している国際キャリア学科（ICD）の卒業生や目指していた企業への就職が内定した４年生から大学の後輩や高校生の皆様へのメッセージを紹介しています。今回は、北九州市に本社を置く貿易商社、不二貿易株式会社で活躍しているH.Mさん（国際キャリア学科５期生、広島県立福山明王台高等学校出身）からのメッセージです。

• ＊国際キャリア学科では、この８月、前期集中講義である「Japanese Career Fieldwork」（国際ビジネス・フィールドワーク）のプログラムとして、H.Mさんが勤務している不二貿易株式会社での研修を実施します。

皆さん、こんにちは。2022年に福岡女学院大学国際キャリア学部国際キャリア学科を卒業したH.Mです。現在は不二貿易株式会社で働いています。

不二貿易は北九州市に本社を構えている輸入商社です。家具と雑貨を扱っており、海外メーカーと協力して商品を製造し、国内で卸しています。創業６０周年を迎える歴史を通して、家具や雑貨を通して人々の生活を支え続けている会社です。私は現在、営業部に所属し、雑貨をメインとした営業を担当するとともに、雑貨商品のご提案やお客様からいただいた情報をもとに新商品の開発も行っております。

私がこの会社で働きたいと思った理由には大学時代の経験が大きく関係しています。大学１年生の時に初めて開発途上国を訪れた際、私たちにとっての当たり前の生活は決して「当たり前のもの」ではなく、その背景にある様々なモノの動きによって支えられているということに気づくことができました。この経験を通して、就職活動では私たちにとって当たり前になっている「衣・食・住」のうちのいずれかに携われる仕事に就こうと思い、活動を行い、そのなかで不二貿易株式会社に出会いました。ちょうど住みやすい福岡県での就職を考えていたところ、まさに「住」を支えている会社が北九州市にあると知り、興味を持ったのを覚えています。

営業職はお客様へ商品の特徴や魅力を伝える仕事で、商談の度に今でも緊張しています。自社商品だけではなく、他社の商品情報やお店の雰囲気を把握して提案を行う必要があり、しっかりとした根拠のある提案が求められる仕事だと考えています。配属当初は商談方法や他社の情報の収集方法などが全く分からない状態でしたが、先輩方に教えていただきながら、商談に同席して勉強することで、日々、少しずつ成長することができていると感じています。「正解」はない仕事ですので、自身に最適な商談スタイルを常に探し続け、当たり前の生活を少しでも豊かにすることに貢献できるようアンテナを張り続けて参ります。