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2022.06.03

メディア・コミュニケーション学科

新入生・在学生へのメッセージ⑤ ~映像制作会社に勤める卒業生へのインタビュー

このシリーズでは、メディア・コミュニケーション学科の先輩からみなさんへのメッセージを紹介しています。

昨年3月に卒業後、福岡の映像制作会社で活躍しているI・Rさんに話を聞きました。

 

-現在のお仕事について教えてください

番組のアシスタントディレクターをしており、主に外部でのロケーションに参加しています。撮影がスムーズに進むように工夫したり、番組の企画を考えたりと忙しく過ごしていますが、こんなに心地よく楽しい忙しさがあるんだと思えるほど毎日が充実しています。もともと目指していた業種なので仕事そのものが楽しいのはもちろんですが、周りの方々にも恵まれてとても良い環境で仕事を続けられています。本当にありがたいことだと思っています。

 


-印象に残っている授業は?

特に印象に残っているのは実践的なフィールドワークの授業です。
テレビ局や新聞社などを訪問する授業や、富山県の砺波市に行き、現地の方言を学ぶ「言語研究フィールドワーク」での経験は今でも思い出します。実際に現地に足を運び、その場の空気を感じ、自分の目で見て、現地の人と交流をすることでしか得られない学びが多くありました。何を感じ、何を学んで帰るのかは参加したその人だけのかけがえのないものです。コロナ禍でまだいろいろと制限があるとは思いますが、機会があれば後輩のみなさんにもフィールドワークに参加してほしいと思います。本当におすすめです。

2017年 富山県砺波市にて

-I・Rさんは「新聞からみる甲子園が生み出す郷土意識」について卒業研究に取り組んでいましたね

はい。全国紙と地方紙の記事を比較し、それぞれがどのように高校野球の甲子園大会を描いているか、その内容が郷土意識を高めるようなものであるかを研究しました。「甲子園」をメディアがどのように媒介するかで、受け手のみならず、イベントそのものに与える影響も大きく変わります。私自身がテレビ制作に携わり、情報を発信する立場になった今、学科での学びを忘れずにメディアのあり方を考え続けなければいけないと改めて感じています。

 

-コミュニケーション学が専門の池田ゼミを選択した背景は?

授業の面白さや先生との相性で池田理知子先生のゼミを選択しました。メディア分野の研究をしたいことを池田先生に相談した際、ゼミでは分野の垣根を越え横断的に研究に取り組む先輩がいることを聞き、安心して選ぶことができました。この先生のもとで学びたいという意思があれば、分野にとらわれずにまずは気になる先生に相談してみてください。

 

-就職活動について聞かせてください

私が就職活動を始めた時期にちょうどコロナウイルスの流行が始まり、企業の説明会や面接にも参加できないという状況が長く続きました。なかなか内定がもらえず焦りや不安な気持ちがありました。後輩のみなさんもコロナ禍でいろいろな不安を抱えているかもしれません。悩みがあれば、一人で抱え込まずに友人でも、家族でも、だれでも構わないので頼ってください。私でよければいつでも話を聞きます。就職活動がうまくいかなくても人生が終わるわけではありません。自分は何がしたいのか、どうありたいのか、じっくり自分に向き合ったうえで、納得がいくまで行動してください。

 

-学科にはI・Rさんのようにメディア関係の仕事に興味を持った学生がいるので、交流の機会があると良いですね。

はい。学科の卒業生と在校生が交流できる場があると、在校生も卒業後のイメージがしやすいと思います。今後そのような機会があれば参加したいです。これまでの先輩方の頑張りや、学科での学びや出会いが今に繋がっていると感じる場面があるので、私も何かしらのかたちで貢献できたらと思っています。

 

I・Rさん 本当にありがとうございました。

またお話を聞かせてください。

(学科Today編集担当)

過去の学生インタビューはこちらよりご覧いただけます。