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2022.04.18

メディア・コミュニケーション学科

新入生・在学生へのメッセージ④ ~大手通信販売会社へ就職した卒業生へのインタビュー

このシリーズでは、先輩からのみなさんへのメッセージをご紹介しています。

前回のインタビューに続いて、この春大手通信販売会社への就職したY・Mさんから、就職活動について話を聞きました。

 

-就職活動を始めたのはいつごろですか?

3年生になる春からです。比較的早く就職活動を始めたと思います。私はアナウンサーを志望していたので、そのころから合同説明会等に積極的に参加していました。大学の「アナウンス講座」の授業で、放送業界の中でもアナウンサー職は採用時期が比較的早いと聞いていたことから早目に行動していました。

-就職活動で大変だったことはありますか?

自分の性格に客観的にじっくりと向き合うことが大変でした。就職活動の時期に突入すると“自己分析”という第一関門があります。自分の良い面も悪い面も「自分はこういう人間だ」と企業に伝える内容を考えなければいけません。私は就職活動を早くから始めたものの、最終的に希望する企業に内定を頂いたのは4年生の2月、卒業する1か月前のことでした。長きにわたる就職活動でした。思うように選考が進まなかった時期が長かったので、自分という人間を否定されているような気持ちになってしまい、落ち込んでしまうことがありました。
そういった時に、根拠のない自信を持ち続けたことが自分自身を幾度となく助けました。それは「目の前にあることをひとつひとつ取り組んでいたらなんとかなる」という考えを持ち続けていたという表現が正しいかもしれません。「落ち込んでいる時間にもチャンスは転がっているかもしれない」「なんとかなる」と考え、自分を奮い立たせて、コツコツと就職活動を続けました。すると、同じように悩む友人と話す機会に恵まれたり、アドバイスしてくださる方に出会ったり、多くの人に励まされ助けられました。背中を押してくれる人たちがいるから、「自分と合う企業もきっと見つかる」と思え、自分に向き合い続けることができました。

自己分析は、どれだけ「自分のことが分かっているか」という点が重要になってくるものです。前回お話した「在学中に取り組んで良かったこと」と重なりますが、目の前にあることに対して食わず嫌いをせずに前向きに取り組んでいると、「自分は何に心が動かされるのか」「何が苦手なのか」など、自然と分かってくるようになります。振り返ってみると、私にとって大学生活は自分で自由に計画をして過ごすことができる「人生の自由時間」だったのかもしれないと思います。じっくりと自分自身に向き合う時間を作れたので、卒業後に自分がどのように生きていきたいのかと考えることができたように感じます。

-これから就職活動に取り組む後輩へのメッセージをお願いします。

就職活動に取り組むみなさんは今いろいろな気持ちを抱えているのではないでしょうか。「将来私はどうしたい」と希望を持っている人、「将来どうなるんだろう」と不安を抱いている人、他にもいろいろな感情があるかと思います。始まりがあれば終わりがあり、終わりがあれば始まりもあります。うまく選考が進まないと暗いトンネルを進んでいるようで、トンネルを抜ける日がくるのか、と足を進めることが億劫に感じてしまうことがあると思います。暗いトンネルの時期がなかったら幸運なだけで、その時期は誰しもあると思っていてください。私はトンネルが長く続きました。上手く進むときは、それまでのことが嘘のようにトントン拍子で進み、突然トンネルから光が差し込んでくるものです。卒業する1か月前まで就職活動を続けた私だからこそ言えます。一人で抱え込まずに息抜きもしつつ自分を大切にしてください。応援しています。

 

Y・Mさん、本当にありがとうございました。今後の活躍をまた聞かせてくださいね。

(学科Today編集担当)

過去の学生インタビューはこちらよりご覧いただけます。