大学1,2年生の皆さんに是非読んでほしいと思う本を斎藤先生がご紹介くださいました。
年末年始のゆっくりとした時間に、是非本を手にしてみてください。
年末年始のゆっくりとした時間に、是非本を手にしてみてください。
立花隆「青春漂流」(講談社文庫)
この本は、現在では何らかの専門家になった人が、皆さんと同じくらいの年齢の時に何をしてきたかをインタビュー形式でまとめたものです。この本を読むと、専門家は最初から好きな道を見つけていたわけではなく、むしろ好きなことが見つけられなくてたくさん悩んで、失敗していることがわかります。
彼らに共通しているのは、どんなに失敗を続けていても、自分を見捨てていないことです。みなさんも頑張ってみたことがうまくいかなかったり、人生でまさかのピンチに陥ったりするときがあるかもしれません。そんな時、この本を読んでみてください。きっとエネルギーをもらえるでしょう。立花隆「宇宙からの帰還」(中公文庫)
先ほどご紹介した本と同じ著者、立花隆さんの本で、映画にもなりました。アメリカの宇宙飛行士は、肉体は屈強、ストレス耐性は最強、理系でも文系でも最高の成績を出すウルトラエリートでした。そんな宇宙飛行士は、人類で初めて宇宙から地球を見る経験をした人たちでもあります。立花隆は「宇宙から地球をみた体験はどんな体験だったのだろう?」と宇宙飛行士にインタビューを試みます。
すると、それは宇宙飛行士に大きく深い影響を与えていたことがわかってきます。宇宙から地球を見た結果、神を信じるようになった人、哲学を学び始めた人など、想像以上に多くの宇宙飛行士がスピリチュアルな経験をしていました。