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2021.11.03

現代文化学科

麺の商品をプロモーション! ~金沢ゼミ~

 金沢ゼミでは、社会人の方々との交流を通じ、プロジェクトの推進・達成に加え、企業の文化や仕事のやりがいなどを知り、そこから学生自らの将来を考えてみることを目標にしています。今年度の2年ゼミ生15名は、岡山県倉敷市の製麺会社である株式会社 麦のめん様の商品3種につき、その販売を促進するプロジェクトに取り組んでいます。
 先日は株式会社 麦のめん様の塩見社長からゼミ生たちに、会社概要や経営理念、またプロジェクトの概要をご説明いただくとともに、女性社長としての塩見社長のこれまでの歩みや経営者としてのご苦労について、大変わかりやすく、また心を込めてお話しいただきました。

 ゼミ生たちにとって塩見社長のお話は、同じ女性としての人生のお手本となる内容ばかりだったようです。特に、「社会で必要とされる3つの姿勢」として挙げられた「感謝・謙虚・闘争心」、また「職場で愛される女性の3つのポイント」として挙げられた「気配り・目配り・心配り」については、ビジネスの現場で活躍されてきた塩見社長のお言葉だからこそ、ゼミ生たちの心にとても響いた様子でした。
 まだ2年生とはいえ、将来社会に巣立っていくこと、また進路選択としての就職活動に対して、ゼミ生たちはすでに漠然とした不安を抱えているようです。こうした不安がある中で、社会で活躍されている女性のお話をお伺いすることは、確かに学生たちに勇気と希望を与え、また今後の大学生活を充実したものにしようというモチベーションを大いに高めるものだと感じました。

 そして塩見社長からゼミ生たちに対し、プロジェクトの課題として「麺にまつわる小説・エッセイの執筆」と「商品の食シーンの提案」の2つが示されました。さらにゼミ生たちが執筆した小説・エッセイは今後、麦のめん様の企業サイトにて掲載していただけるとのこと。大学生にとって、企業のサイトに自らが執筆した作品が掲載されるということは、とても嬉しいことではないかと思います。
 麺はお米と並ぶ日本人の主食であり、麺の歴史や食シーンを考えることは、日本の食文化を深く理解することにもつながります。そして麦のめん様の商品がより多くの人々に届くよう、ゼミ生たちのこれからの奮闘に大いに期待したいと思います。

 塩見社長には大変お忙しい中、学生たちのためにご準備くださり、また優しく丁寧にお話しいただき、心より感謝申し上げます。