金沢ゼミでは、社会人の方々との交流を通じ、プロジェクトの推進・達成に加え、企業の文化や仕事のやりがいなどを知り、そこから学生自らの将来を考えてみることを目標にしています。今年度の3年ゼミ生13名は、地元の和菓子屋さんである株式会社 富貴にご協力いただいて、お菓子の新製品開発プロジェクトに取り組んでいます。

　先日最初のステップとして、富貴の松本社長から学生の質問に答えていただく形で、和菓子の歴史や和菓子と日本の四季・地域の行事との結びつき等について、とても丁寧にご説明いただきました。
　松本社長のお話を通じて学生たちは、和菓子と日本文化の結びつきを強く感じるとともに、社長として・職人としての松本社長の信念に触れ、またビジネスの厳しさを感じつつ、新製品開発への意欲を高めた様子でした。
　「新しいコト　… いつも富貴から」。松本社長が作られた富貴のスローガンです。このスローガンに応えるべく、今後は１年かけて、松本社長のアドバイスをいただきながらマーケット調査・製品コンセプト立案・新製品案の提示等の新製品開発のプロセスを進めていきます。

　松本社長には大変お忙しい中長時間にわたり、丁寧にまた優しく学生たちにお話しくださり、心より感謝申し上げます。
　みなさま、学生たちが作り出す新製品に、是非ご期待ください！

≪富貴本店。春日市伯玄町にあります≫

≪「お茶々万十」と並ぶ富貴の代表的なお菓子、「博多カステラ」。≫