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2021.09.15

国際キャリア学科

(授業紹介)「Critical Thinking」(国際キャリア学科1年生必修科目、「え」クラス、担当:中島)

国際キャリア学科1年前期の必修科目「Critical Thinking」では、与えられた情報を分析し、議論する力を養います。このうち中島担当のクラスでは、映画「ナイト ミュージアム」(Night at the Museum、2006年、アメリカ)を視聴し、英語の4スキル(聞く、話す、書く、読む)を伸ばしながら、ストーリーだけでなく、登場人物とその人間関係、台詞と映画のテーマとの関係について考察しました。

授業では特にパラグラフ・ライティングを意識することで、自分の考えを論理的に組み立て、読み手や聞き手に伝わる文章(英語)を目指しました。毎回の宿題としてシーンごとのSummary(要約)とResponse(感想)を書いてもらいましたが、回を追うごとに英文ライティングが確実に上達しているのが分かりました。学期の後半には、ドキュメントを開いて受講生の皆さんの感想を読むのが楽しみになっていたほどです。学期末には各自、登場人物の中から自分にとってのヒーロー(ヒロイン)を選び、「My Hero」と題して英語によるプレゼンテーションを行いました。発表内容を論理的に組み立てることで、どのプレゼンテーションも聴衆に伝わるレベルの高い発表となりました。 

「ナイト ミュージアム」の主人公ラリー、そして彼を取り巻く登場人物たちとともに、ハラハラ、ドキドキ、そして最終回は感動と涙の15回の授業でした。ラリーたちとの感動の体験は、授業で学んだ英語のスキルとともに受講生の皆さんの心の中で生き続けることでしょう。以下は受講した皆さんからの感想(代表)です。

A.Yさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

洋画を視聴し、その内容をもとに授業が進められました。大学ならではの自由なスタイルがとても新鮮でおもしろかったです。普段、英語で映画を見ると、フレーズを聞き逃すことが多いのですが、この授業では映画の場面を細かく分けて先生に単語や熟語などを一つ一つ丁寧に解説していただけたので、聞き逃しも減りました。コロナ禍で途中からオンライン授業に切り替わった時期もありましたが、毎回の単語テストや先生の質問に対し短い時間で答えを出すなど、濃い授業内容でした。また、4人一組のグループに分かれ、話し合いをするなど、離れていても皆と交流をしながら楽しく学ぶことができました。

S.Hさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

学習した熟語や単語が実際に映画で使われていて、ネイティブ・スピーカーの発音で聞くことができました。プレゼンテーションではクラスメイトのパワーポイント・スライドのレベルが高く、「自分も次はこのように工夫しよう」と参考になり、モチベーション向上につながりました。途中からオンライン授業に切り替わった時も先生と上手くコミュニケーションがとれ、またカメラで顔を映すことでクラスのみんなと一緒に授業を受けているという実感が持てました。中島先生、いつも素敵な笑顔で楽しい授業をしてくださって、ありがとうございました!

K.Yさん(長崎県立長崎南高等学校出身)

初めて映画を教材にした授業を受けました。映画の内容も面白く、理解しやすかったので、楽しく授業を受けることができました。シーンごとに分けて授業が進められていったので、次の話が気になり、予習や宿題に意欲的に取り組むことができました。映画の登場人物たちが話している台詞を勉強していくことで、リアルな英語の表現を習得できました。使える言い回しやボキャブラリーも増えました。英語が話せるようになりたいと考えていた私にとって、この授業はとても有意義な時間でした。「私のヒーロー」のテーマでプレゼンテーションをした際には、同じ映画を観たのに人によって見方が違っていて、自分では考えもしなかった意見を聞くことができ、面白いと感じました。他の映画でもぜひこのような授業を受けてみたいです。

Y.Mさん(福岡雙葉高等学校出身)

一つの映画を通して多くのことを学びました。私がこの授業で学んだことは大きく分けて二つあります。一つ目は、映画を通して「英語を学ぶ方法」を学んだことです。私は今まで洋画の同じ場面を日本語字幕と英語字幕の両方で何度も観ることはありませんでしたが、この学習法でネイティブ・スピーカーが実際に使っている言い回しを学び、また語彙力の向上を実感することができました。二つ目は、英語でチャプターごとのレスポンス(感想)を発表することで、様々な感性を持つクラスメイトがいることを知りました。一つの場面でも人によってとらえ方が違い、自分と違う感性を持っているクラスメイトの意見は特に興味深かったです。この授業を通して学んだことを今後、英語を学習していくうえで活かしていきたいと思います。

A.Uさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

映画を通して日常会話で使う単語やフレーズを学ぶことができ、また繰り返し観ることで耳が英語に慣れてきたと思いました。宿題として毎週、英語で要約と感想文を書くことで、自分の言葉でまとめる力もついたと思います。クラスメイトの感想からは自分では気づかなかった隠れたメッセージなども発見することができて、とても良い経験でした。

A.Tさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

グループワークなどで英語力を高めることができました。映画を観て、教科書の問題をグループで一緒に考えたり、意見交換したりすることで、コミュニケーション力も身につけることできたと思います。また、視野も広がり、スピーキング力の向上にもつながりました。

N.Oさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

映画を通して英語を学ぶ授業スタイルは経験したことがなかったため、とても新鮮でした。単語だけでなく、表現も一緒に学習できるところが良い点だと思います。途中からオンライン授業に切り替わりましたが、グループでの活動が活発で、毎週の授業が楽しみでした。少人数で意見交流を行うため、意見が述べやすく、早い段階で打ち解けることができました。同じ映画の場面でもそれぞれが違った視点を持っていて、非常に興味深かったです。最後のプレゼンテーションでは誰一人、被ることなく個性のある発表を行っていました。とても良い経験になりました。この授業ではオンラインでも顔を見せて英語で発言したり、少数グループでの活動が多いなど、クラスの友達を知ることのできる機会がたくさんありました。中島先生、半年間ありがとうございました。

「ナイト ミュージアム」:「え」クラスが選んだ感動の台詞集

  1. Larry: “All right!! Now, let’s do this, people!! And weird, faceless puppet creatures. Come on, let’s go! Let’s do it!”
  2. Teddy: “Larry, relax. I’m wax. You gotta do something. Dawn’s approaching. Do it man.” 
  3. Teddy: I’m made of wax, Larry. What are you made of ?
  4. Octavius: Save yourself!
    Jedediah: I ain't quittin' you!