8/26-27にかけて，帝京大学主催のもと，日本社会心理学会第62回大会が開催されました。
新型コロナウイルス感染症の影響から，昨年に続いてオンラインでの開催となりました。複数のワークショップはリアルタイムでのライブ配信だったのですが，参加場所や服装を気にせず参加できるのは，オンライン開催の大きなメリットだと感じました。
ワークショップの内容も，「スマートシティ」や「心理的安全」，「社会変革」など，トピックは近年注目を集めるようになってきたものばかりで，とても興味をそそられました。

ポスター発表の代わりとして行われたweb発表には，新型コロナウイルスに関するセッションが複数設けられ，その発表件数の多さから，社会心理学者たちがこの問題に精力的に取り組んでいることがうかがえます。
​web発表はオンデマンド形式で行われていて，各発表にはコメント機能を使った質疑応答ができるよう設定されています。その質疑応答では合計のコメント数が表示されているのですが，議論が白熱している発表ほど，コメント数が多くなることになります。どのような研究発表が特に関心を集めているかが可視化されるのも，オンライン開催の非常に興味深い点です。