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2021.10.12

国際キャリア学科

(授業紹介)「Japanese Industry:日本産業論」①(国際キャリア学科3年選択科目、担当:山口)

国際キャリア学科は、1年次に「Introduction to World Business」(国際キャリア入門)、2年次に「経済学入門」「国際マーケティング」、3年次に「会社法」「Japanese Industry」「人的資源管理論」「カレント・ビジネス」(国際ビジネスに関わる様々な業界で活躍されている経営者、実務担当の方々による講義)など、将来、世界とつながる仕事で活躍するために必要なことを学ぶ経済・経営学領域のカリキュラムを揃えています。語学でもネイティブスピーカーの教員が担当する「Business Reading」「Business Communication」(ビジネス英語)や「中国語ビジネス会話」などの実践的な科目を設けており、海外からの留学生向けには「ビジネス日本語」も開講しています。

このうち、国際キャリア学科3年生以上を対象とする「Japanese Industry」(担当:山口)では、戦前から太平洋戦争での敗戦、戦後復興、高度経済成長、石油ショックと安定成長への移行、プラザ合意からバブル景気、バブル崩壊と長期デフレ、アベノミクスとコロナ禍の現在までと、日本経済の変遷をたどりながら、各時代の経済を牽引した繊維、鉄鋼、自動車、電機、総合商社、金融など主要産業の歩みと現況を学びます。

講義では、1年次に配布した「国際キャリア入門」の教材も活用し、年代毎に日本経済の動向について解説した英文を課題として読み解きながら、質疑応答を交えて学びます。今年度の本講義は80名以上が受講していたため、オンライン授業になりましたが、受講生は事前によく予習していて、真剣に受講している様子が伝わってきました。以下は「Japanese Industry」を受講した学生の感想(代表)です。

(2018年度の授業風景です)

Y.Mさん(福岡県立福岡高等学校出身)

日本の経済、産業について様々な視点から学びました。ただ起こった事柄や事実を追っていくのではなく、何がどう起因してそうなったのかを自分の頭で考えながら見解を深めていくとともに、今の日本の状況や課題と並行して考えることもできたと思います。クラスメイトの違った視点の意見からも毎回、刺激を受けました。「自分で考える」「自分で調べる」という主体的な大学生としての学びを実感できる講義でした。

M.Aさん(福岡県立春日高等学校出身)

1年前期に「国際キャリア入門」を受けてから久しぶりに経済について詳しく学びました。戦前から戦後の日本の経済史、産業史を学ぶことで、日本経済は様々な転機を経て今につながっていることがよく理解できました。オンライン授業でしたが、コメントを通して先生とやり取りすることができ、クラスメイトの意見も知ることができて、充実した授業でした。自分のこれからの進路についても見つめ直すいい機会になりました。

C.Wさん(福岡県立春日高等学校出身)

日本の産業や経済の状況を詳しく学ぶことができました。戦後の日本の高度経済成長がどんなものであったか、なぜ高成長がもたらされたかなどを深く知ることができ、今後の日本の経済を発展させるために何をするべきかを、これまで学んできたことを中心に考えることができました。授業はオンラインでしたが、コメント欄を使用してクラスメイトと意見や調べたことを話し合うことができて、より理解しやすかったです。

K.Oさん(福岡県立春日高等学校出身)

中学で日本史、高校で世界史を学び、それぞれの視点から経済の歴史的な流れをみて、現在の経済とそこに至るまでの経緯にとても興味がありました。この授業では戦後日本の高度経済成長やそれを支えた要因など深いところまで詳しく学べてよかったです。私は高度経済成長が起こったのは海外の技術を積極的に導入して技術革新を起こしたからだと思っていましたが、その他に国際情勢や労働人口の増加、都市への人口移動など様々な要因が重なって成長が導かれたということを知りました。この授業を通して自分が社会に出た時にどの様に動いていくべきなのかも明確になってきました。

R.Mさん(福岡県立筑紫丘高等学校出身)

初めは高校までに習った政治経済の復習だと思って履修しましたが、高校まで習った内容よりはるかに深く、詳しく学ぶことができました。各時代の経済状況と女性のメイクの変遷など、私たちに身近な話題でありながら、これまで注目していなかったことも取り上げられていて、毎回の講義がとても楽しかったです。なかでも金利に関する講義は興味深く、現在の利率がこうで、複利の場合、3年後はこのくらいになるなど、金利に関するニュースを目にするたびに計算するようになりました。学んだことをすぐに活かせるのも嬉しいです。オンライン授業でしたが、気軽に質問に答えられるので、参加している実感があり、積極的に取り組めました。この授業を通して調べる力も身につけることができたと思います。

M.Hさん(福岡県立筑前高等学校出身)

履修しようと決めた時、経済について学ぶことは難しそうだと感じていました。高校まで世界史を選び、現代社会や公民の授業に苦手意識を抱き続けてきた私にとって、経済学は専門用語だらけの堅苦しい科目であるという認識でしかなかったのです。実際、始まった授業はやはり専門用語が多く、今まで聞いたことのある程度だった戦後の日本の歴史が当たり前のように語られ、最初のうちはついていくのに必死でした。ですが、授業はオンラインとは思えないほどスピード感があり、先生が学生の発言を重視してくださり、解説も興味深く、だんだんと面白いと感じている自分に気がつきました。頭を悩ませていた専門用語も自分で調べていくことで驚くほど理解できるようになりました。自分の考えを述べたり、実生活と結びつけて考えたりする機会もあり、経済がとても身近なものに感じました。非常に面白く、自分のなかで世界が広がったように感じた時間でした!

R.Uさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

戦後から今日までの日本の経済史を学習して、過去から学び、教訓を得ることが多くあるということを強く感じました。特に授業のなかで紹介された京セラの創業者である稲盛さんの「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」という言葉は強く心に残りました。成功を勝ち取るためには、綿密な努力や準備が必要だということを改めて実感することができました。これから本格化していく就職活動で後悔しないように自分を鼓舞する格言として大切にします。高度経済成長期に活躍した経営者の方々の本を読もうと思います。

M.Wさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

「Japanese Industry」では、戦前から戦後にかけての日本の経済と産業、社会の移り変わりを学びました。特に、高度経済成長期については何がきっかけで、何が要因となって経済成長がもたらされたのかなど、その当時の世界で起こった出来事と結びつけながら深く考えることができました。今の日本がどのような歴史を経て作られてきたのかを知り、また一見、複雑そうに見える金利の計算などを実際にすることで、将来、社会に出たときに必要な知識を自分のものにすることができたと思います。

R.Mさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

私は高校時代、地理専攻でしたので、久しぶりに日本の歴史に触れました。実際に自分で調べて回答するので、自然と積極的に授業に参加できていて、毎回の授業時間がとても充実していました。クラスメイトの回答を見て、自分の回答と比べることができるのもとてもいいポイントだと思いました。できるだけ最初に回答しようと自分のなかで競争して、毎回、楽しんで受講できました。

Y.Yさん(福岡県立小郡高等学校出身)

戦後の日本の経済や産業について詳しく理解することができました。特に、印象に残っているのは家電製品が売り出されたときの値段です。1949年の電気洗濯機の価格は大卒公務員の給料1年分というのは衝撃的でした。生まれていない時代の日本の状況を知ることは興味深かったです。また、商社に関する授業では様々な総合商社や専門商社を知ることができたので、さらに関心のある企業の歴史や歩みを調べ、就職活動に役立てていこうと思います。

F.Mさん(福岡県立香椎高等学校出身)

日本の経済について様々な観点から学び、理解を深めることができました。経済は常に変動しており、それには様々な要因が絡んでくることがわかったので、日頃からしっかりニュースを見るなどして、この授業で学んだことを無駄にしないようにしようと思います。オンライン授業でしたが、先生からの質問について十分に自分たちで考える時間が設けられていたので、知識が定着しやすかったです。

Y.Kさん(福岡県立浮羽究真館高等学校出身)

戦前から戦後の日本経済について深く学び、様々な産業の当時から現在までの状況を知ることができました。先生からの質問に対して調べる機会が多くありましたが、それを通して歴史と照らし合わせながら理解することができました。これまで知らなかった業界について学んだことで、就職活動をする際の選択肢も増えました。

S.Kさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

日本経済について詳しく学ぶことができました。日本経済の歩みをその当時の時代背景と共に勉強することで、知識がより身についたと実感しています。各自で調べ、発言する時間が設けられていたので、オンライン授業でしたが、みんなで学んでいる雰囲気があり、楽しく感じました。今後、社会に出ていく身として、経済の流れを把握することは重要なことだと思います。とても有意義な授業でした。

M.Iさん(福岡女学院高等学校出身)

日本の経済や産業の動向について本当にたくさんのことを学ぶことができました。これからも日本経済に関心を持ち続け、知識を増やしていきたいです。

A.Mさん(福智高等学校出身)

1年生の時に履修した「国際キャリア入門」で学んだ経済についてより深く学び、戦後の日本がどのように復興し、発展し、現在に繋がっているのかを知ることができました。特に印象に残っているのは総合商社についての講義です。日本の総合商社の沿革や特徴などを学び、商社の仕事に強い関心を持ちました。これから自分でも調べ、理解を深めていきたいです。また、繊維産業に関する授業で経済とファッションやメイクの関係について学んだことも楽しかったです。

A.Mさん(福岡海星女子学院高等学校出身)

戦後の日本経済や産業の歩みなど、中学や高校の社会の授業よりさらに詳しいことを学ぶことができました。なかでも女性のメイクやファッションはその時代の景気に反映するという話はとても興味深かったです。今まで日本史や公民は苦手で、経済にはあまり関心がありませんでしたが、興味が出てきました。