国際キャリア学科の四期生にあたる現４年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。学科の卒業生が多数、活躍し、現４年生も多くが志望していた航空、旅行、ホテルなど人の移動にかかわる業界では採用活動を停止する企業が続出しました。しかし、こうした逆境のなかでも四期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた４年生（代表）の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第４回は第一志望であった株式会社西日本シティ銀行様より内定をいただいたA.Kさん（福岡県立柏陵高等学校出身）からの喜びの報告です。 

A.Kさん（左）、カレント・ビジネスの講義に来られた西日本シティ銀行人事部人財開発室の立花様と

私は今年２月から本格的に就職活動を始めました。コロナ禍の影響で多くの企業のインターンシップや合同企業説明会が中止になるなか、オンラインで様々な企業の説明会に参加しました。その結果、九州、福岡に深く根付いた金融機関である西日本シティ銀行を第一志望と定めて就職活動を行い、この度、同行から内定をいただくことができました。

就職活動を通して学んだこと、大切だと思うことが大きく分けて三つあります。一つ目は「就職活動は早いスタートが大切」だということです。私は当初、明確な夢がなく、どちらかというとぼんやりとしていました。そんな時に友人と話す機会があり、その人は私が就職活動を始めた時点で既に2社から内々定をいただいていました。詳しく聞くと、その友人は大学3年の早い時点から就職活動を始めており、インターンシップや面接の数も多くこなしていました。やはり周りに流されず早めに就職活動を始めることが大切だと思います。

二つ目は「自己分析」です。私は3つの軸を定めて就職活動をしましたが、その軸を決めるにあたって自己分析がとても重要だと感じました。私はまずモチベーショングラフを作成し、そこからモチベーションが上がった時と下がった時の出来事について深堀りをしました。自己分析をすることで、自分の経験や性格を改めて見つめ直すことができ、企業選びの軸を定めることができました。軸が定まると、そこからの企業選びは以前に比べてスムーズになりました。特に、失敗や挫折の経験は社会に出ると重要になると思いますので、深堀りするといいと思います。

三つ目は「企業研究」です。例えば、同じ銀行でも数多くの企業があります。各銀行の強みや他行との違いを明確にすることで、私は自分に合った銀行を見つけることができました。また、面接では「会社に入ってどんなことがしたいか」「どんなキャリアプランを描いているか」という質問が多く、事前にその会社の仕事内容やキャリアステップを明確に把握しておくことが大切です。自分がその会社に入ったことを想定して企業研究をしてみて下さい。

どんな些細な経験でも深掘りしていけば話のネタになりますので、とにかく自己分析が大切です。面接は緊張すると思います。私は１０社以上の面接を受けましたが、段々と場慣れしていきました。とにかく笑顔で面接を楽しむこと、ありのままの自分について話すことで、面接官にも意欲が伝わると思います。私も最初はなかなか思い通りにいかず、落ち込みましたが、努力は必ず報われます。後輩の皆さんも将来のために、夢に向けて頑張って下さい。

高校生の皆さん、大学生活を楽しむことも大切ですが、些細なことでもいいのでたくさんの経験をして下さい。特にインターンシップはアルバイトとは違い、社会を知る上で重要だと思います。国際キャリア学科には様々な業界でのインターンシップの機会があります。ぜひ積極的に参加して下さい。皆さんのキャンパスライフが充実したものになることを願っております。

☆The Path to Her Dream☆