国際キャリア学科を卒業した一期生、二期生、三期生は現在、航空等運輸、旅行、ホテル、製造、金融・保険、広告、貿易、物流、百貨店等小売など、様々な業界で活躍しています。
今年、卒業した三期生からは初めて国家公務員試験、地方公務員試験に合格して、官公庁、地方自治体に就職する卒業生が出ました。就職先は国家公務員が出入国在留管理庁(福岡出入国在留管理局)、地方公務員が北九州市役所、福岡市役所、掛川町役場です。今回はこのうち北九州市役所に入庁して財政局で活躍しているM.Sさん(福岡県立三池高等学校出身)からのメッセージをご紹介します。
*出入国在留管理庁に勤務している国際キャリア学科三期生のN.Kさん(福岡県立新宮高等学校出身)とH.Nさん(福岡県立春日高等学校出身)からのメッセージはこちらです。
M.Sさん(北九州市財政局に勤務)
私は現在、北九州市役所の財政局課税第一課に勤めています。業務内容は主に市内に所在する法人様の税金の管理です。法律や条例に則した業務や、法人や個人の情報を取り扱う業務に従事するため、高い集中力が求められています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、例年にはない業務も多く、忙しい毎日を送っています。災害発生時には避難所の開設や被災地での支援業務に従事することもあります。先日は令和2年度7月豪雨で被災した私の出身地でもある大牟田市での支援業務に携わりました。
私は在学中に経験させていただいた福岡県主催の海外青年派遣事業「グローバルステージinブラジル」に参加したことがきっかけで、地方公務員を目指すようになりました。もともと「公務員」と「世界で活躍するグローバル人材」に憧れがあり、このプログラムに参加したことで「公務員として海外との架け橋になれる」ことを知り、海外と強い繋がりのある北九州市を目指しました。
北九州市から内定をいただいた大学4年次のゼミ(中東・北アフリカ地域研究)では、北九州市が推進している企業誘致やMICEに関心があったため、中東・北アフリカ地域で経済活性化に顕著な成功をおさめているドバイ首長国の都市開発戦略をテーマとして卒業研究を行いました。具体的にはドバイ首長国はどのような政策により広域的な経済ハブとなったのかを研究しました。
大学で得た知識や身に付けたスキルは日々の仕事に活かすことができており、とてもやりがいを感じています。現在、勤務している部署は地域経済の根幹について学ぶまたとない機会とも感じています。できるだけ多くの知識を吸収し、地域活性化のために役立てるよう努めてまいります。
☆The Path to Her Dream☆