国際キャリア学科の一期生、二期生、三期生は現在、航空等運輸、旅業、ホテル、製造、金融・保険、広告、貿易、物流、百貨店等小売など様々な業界で活躍しています。
今年、卒業した三期生からは初めて国家公務員、地方公務員の試験に合格して、官公庁、地方自治体に就職する卒業生が出ました。就職先は国家公務員が出入国在留管理庁（福岡出入国在留管理局）、地方公務員が北九州市役所、福岡市役所、掛川町役場です。今回はこのうち出入国在留管理庁（福岡出入国在留管理局）に入庁して入国審査官として活躍しているN.Kさん（福岡県立新宮高等学校出身）とH.Nさん（福岡県立春日高等学校出身）からのメッセージをご紹介します。
N.Kさん（福岡出入国在留管理局留学・研修審査部門に勤務）
私は、現在、福岡出入国在留管理局の留学・研修審査部門という部署に勤務しています。私が担当しているのは、外国人技能実習生のビザの審査の業務です。「技能実習」という言葉を初めて聞いた時はそれがどのようなものかイメージがよくわきませんでしたが、上司や先輩方が一からわかりやすく教えてくださいました。分からないことがあれば、すぐにベテランの先輩方をはじめとして多くの方にご指導いただけるありがたい職場環境にいます。
入庁から３か月がたち、少しずつ仕事にも慣れてきました。電話対応の際、一人で質問に答えることができるようになってきた時は自身の成長を感じ、もっと丁寧に答えられるようになろうと、さらに前向きな気持ちになりました。
出入国在留管理庁を目指したきっかけは、大学での授業や海外ボランティア活動などでの経験を通して海外各国と日本の良さを知り、将来は日本と外国の架け橋となるような仕事に就きたいと思ったことです。今、担当させていただいている業務は、技能実習生として日本で技能を学びたいと思っている外国人が安心して働けるように導く重要な仕事です。また、審査を通して不法就労を見極めることで日本の治安を守るという観点からもとてもやりがいを感じています。
H.Nさん（福岡出入国在留管理局 入国審査官として勤務）
私は、今年4月、福岡出入国在留管理局に採用され、現在、福岡空港で勤務しています。空港における入国審査官の業務は、日本に入国しようとする外国人の旅券や査証などを確認して、日本で行うと申請している活動が虚偽でないかどうか口頭での質問を通して見極め、入国許可の判断をする出入国審査、及びに日本人の出帰国の確認です。入国審査官を目指したきっかけは大学時代に多様な文化を学んだことをきっかけに、来日する外国人に携わる業務に就きたいと思ったことです。
現在は一人前の審査官となるため、「入管法」（出入国管理及び難民認定法）の勉強や現場での出入国審査業務のサポート、外国人にわかりやすい日本語を使って在留手続に関する電話相談の対応などを行っています。職場には若手職員が多く、とても活気があふれています。疑問点があればいつも先輩に教えていただき、自分の成長につながっています。また、外国人と接する機会が多いため、業務を通して語学力を向上させることができるなど、とても日々の仕事にやりがいを感じています。
福岡女学院大学国際キャリア学科、そこには「世界への扉」「夢へのステップ」があります！
☆The Path to Their Dreams☆
☆国家公務員の仕事に関心を深めた門司税関との提携講義（１年生）！
麻薬探知犬バイエル号のデモンストレーションもあり、二人とも社会の安全を守る国家公務員の仕事に対する関心を深めました！
☆様々な業界での研修、インターンシップを経験（３年生）！
三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券で研修中のN.Kさん（右から２人目）
独立行政法人日本貿易振興機構で研修中のH.Nさん
☆海外でのボランティア活動、研修を経験（３年生、４年生）！
ジャカルタのIPDN大学(Institut Pemerintahan Dalam Negeri)で日本の高齢者の社会貢献活動や幼児教育を紹介したN.Kさん！
中国研究の陳ゼミの研修で上海を訪問中のH.Nさん
☆専門ゼミでの研究、学習（３年生、４年生）！
中東・北アフリカ地域研究の山口ゼミでのN.Kさん
中国研究の陳ゼミでのH.Nさん
国際キャリア学科の五期生にあたる現４年生からは、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次いでいます。目指していた企業への就職が内定した４年生の喜びの声はシリーズ『Dream Comes True（就職内定者の声）』でご覧下さい。
