メディア・コミュニケーション学科では、印刷をテーマにした演習授業「印刷表現演習」を開講しています。
この授業では、普段何気なく目にしているポスター、本、チラシ、スタンプ、アートブックなどを手がかりに、「印刷で表現するとはどういうことか」を実際に制作しながら学びます。
たとえば、凸版(とっぱん)印刷のしくみを知るために、「東京製版」から発売されているラバースタンプを使って簡易的な制作体験をしました。実際に手を動かしてみることで、版にインクをのせ、紙に写し取る印刷の面白さや、レイヤーという考え方を体感できます。
また、凹版(おうはん)印刷について学ぶ回では、版画を表現方法のひとつとして扱う美術家・ワタナベメイ先生をゲスト講師にお招きし、さまざまな版画表現について解説していただきました。印刷はただ情報を伝えるだけでなく、アートやデザインの表現にも深く関わっていることがわかります。
課外授業では、太宰府天満宮で開催された「福岡アートブックフェア」にも行きました。多様な本や印刷物に触れることで、学生たちは印刷メディアの可能性や、それを取り巻くクリエイターたちのコミュニティを肌で感じました。
さらに演習課題では、印刷だけでなく「非印刷メディア」についても考えました。ヴィジュアル・コミュニケーションの一環として、デジタル・スタンプ画像を制作し、現代のメディア表現についても学びを深めました。透明の情報が入るPNG(Portable Network Graphics)ファイルを作成します。
最終課題では、学生それぞれが現代における印刷メディアの意味を考え、自分自身の表現として形にしていきます。
「印刷表現演習」は、印刷の技術や歴史を学ぶだけでなく、実際の制作体験を通して、メディアやコミュニケーションについて深く考えることができる授業です。
デザイン、アート、本づくりや、服などの印刷に関連するメディア表現に興味がある高校生のみなさんに、ぜひ知ってほしい科目です。
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(学科Today編集担当)



