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2025.12.31 授業紹介

授業紹介:ラジオ形式で語る文化的原体験

この日は、忠聡太准教授が担当する「基礎演習A」の授業にお邪魔しました。
*基礎演習はA~Fまであり、それぞれを学科の6人の先生が担当し、オリジナリティあふれる授業を展開します。通常2年次後期に受講する選択必修の授業です。

この授業のテーマは、自分たちが生きた時代を語りなおすことです。生まれてから大学に入学するまでの年次をランダムに割り振ってグループを組み、それぞれが担当する年代で自分たちが熱中したことを思い出しながら、記憶の断片を寄せ集めていきます。

一人で昔を思い出すのではなく、同じグループの学生とおしゃべりしながらあれこれと記憶を掘り起こして、それらを裏付ける写真やモノや身近な人の証言などを一次史料として集めます。さらに、自分の経験をより深く理解するための文献を二次史料として参照し、このふたつを組み合わせてレジュメを作成します。

発表は担当教員の研究室内にセッティングされた模擬的なラジオブースから、別の教室にむけてオンラインで中継するかたちで行います。レジュメは全員の手元にありますが、別室に届けられるのは声のみ。受講生はパーソナリティとリスナーのように役割分担をして、ラジオのようなコミュニケーションを擬似体験します。

リスナー役の学生はただ耳を傾けるだけでなく、ラジオの生放送さながらにリアルタイムのおたよりを投稿します。リアクションを受け取った発表者は、そこからさらにトークをふくらませて、別の場所から文字で寄せられた声をもとに、さらに記憶を深掘りします。
学生と一緒に心地よくトークを聴きながら、その当時の自分を思い返してみたり、忘れていた記憶が蘇ったりしました。

いまの自分を形づくったできごとが何であったのか、それが自分の生きた道をどのように彩ってきたのかをゆっくり思い出し、みんなと語りあう。これから歩む未来とのつながりが新たに紡がれていきます。
 

(学科Today編集担当)