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2026.01.07 授業紹介

【授業紹介】「Current Business」2025年度⑪-保険業(生命保険):日本生命の友松様、山下様、中村様、森山様による講義

国際キャリア学科(ICD)3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、世界とつながるビジネスと公務の第一線で活躍されてきた様々な業種の方を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

 

先日の講義には、日本生命相互会社より福岡ブランチ支社人材育成トレーナーの友松陽向様、山下美保様、中村由歩様、そして国際キャリア学科の卒業生(6期生)で現在、同社の福岡法人市場4課でファイナンシャル・コーディネーターとして活躍している森山優季様をお招きして、生命保険会社の業務と求められる人材、そして就職活動に向けて心がけておくべきことなどについて、ご講義いただきました。

初めに、福岡ブランチで採用業務を担当されている友松様から生命保険会社の業務と日本生命における取り組みについてご講義いただきました。友松様は銀行、証券、保険、その他(クレジットカード会社、消費者金融等)からなる金融機関の分類から説き起こしていただき、生命保険について「国民の誰もが加入する公的医療保険や公的年金などの公的保険の補完的な役割を担う民間保険で、個人が任意で加入する保険です」「保険に加入する皆であらかじめお金を出し合い、そのなかの誰かが困ったときにお金を支払う仕組みです」とわかりやすくご説明いただいたうえで、医療費の増加や高齢化の進展によって医療費の自己負担が拡大し、公的年金の受給金額が減少する可能性があるなか、生命保険会社が果たす役割が大きくなっている状況について解説いただきました。続いて、保険と資産運用という生命保険会社が担っている二つの大きな機能についてご説明いただき、日本生命における生命保険事業と資産運用の現状、そして「生命保険を中心にアセットマネジメント、ヘルスケア、介護、保育等の様々な安心を提供する『安心の多面体』を目指す」という日本生命グループが目指している企業像とその具体的な取り組みについてお話しいただきました。

後半では、日本生命における様々な業務分野についてご紹介いただき、なかでも国内における個人や中小法人のマーケットを対象とするリーテイル部門の業務を担う「営業総合基幹職」の職務内容やキャリアステップ、研修制度、評価の体系、福利厚生制度について詳しくお話しいただきました。そのうえで、生命保険のようにサービスを販売する「無形商材」の営業で重要なこととして、「お客様のことを想い、抱えられている課題の解決を第一に考え、ヒアリングを通してお客様のことを知る傾聴力」をあげられました。

 

最後には、採用業務を担当されてきたご経験をもとに採用担当者が見ているポイントについて、「仕事で成果を出すための土台になるのは、性格とスキル、能力です。しかし、どんなに優れた能力や強い意志を持っていても、それが行動に現れなければ仕事の成果にはつながりません。仕事では常に目の前の課題に対して、解決策を考え、周りの人を巻き込み、実行していく必要があります。そのため、採用担当者は成果を生む行動ができる人かどうかを図るために、全ての仕事に共通する高い生産性を発揮するための行動特性や能力、いわゆるコンピテンシーがあるかどうかを見ます。日本生命では、コンピテンシーを大きく、①知(業務処理能力)、②情(対人関係能力)、③意(人的能力)、④管理(人や時間、計画等の管理能力)に分け、それを16のキーワードで定義しており、社員にはこれを意識して業務に取り組んでいくことを求めています」と話されたうえで、学生たちに「面接でよく聞かれる学生時代に力を入れたエピソードを紹介する際には、①状況、②課題、③行動、④結果の4項目で構成し、特に人事が重視する③の行動、すなわち直面した課題に対する具体的な解決策やとった行動を論理的に説明できるようにしておきましょう。また、面接では話したエピソードに対して、通常、人事担当者から質問がなされますので、①いつ、②どこで、③誰と、④何を、⑤なぜ、⑥どのように、という5W1Hのポイントを整理して、深堀りしておきましょう」との貴重なアドバイスをいただきました。

続いて、これからの二十代の人生を疑似体験する「人生カードゲーム」のワークを提示いただきました。学生たちは講師の方々にご指導いただきながら真剣に、また楽しそうに取り組んでいました。最後は、国際キャリア学科(ICD)の卒業生の森山様が登壇され、ご自身の就職活動の経験、入社から現在までの歩み、お仕事のやりがい、社内の雰囲気などについてお話しいただきました。学生たちは同じ女性としてキャリアを積み上げられている4名の講師の方々のお話に真剣に聴き入っていました。

 

以下は聴講した学生の感想(代表)です。

Y.Fさん(長崎県立諫早商業高等学校出身)

生命保険業界は、無形商材である「保険」を扱うからこそ、「人」の存在価値が非常に大きい仕事である点に魅力を感じました。お客様の不安や将来への想いを丁寧に引き出すヒアリング力や傾聴力が信頼関係を築き、「聴く力」が重要となる職業であるということが理解できました。友松様がおっしゃっていたように最終的に「あなたに任せてよかった」と言っていただけるような信頼関係を構築することは、商品以上に人として選ばれていることに喜びを感じることのできる仕事だと思います。また、質疑応答の際にいただいた「先入観を持たない」というアドバイスを、将来、働き始めた時に自分自身に言い聞かせていきたいと思いました。上司や周囲の人を立場や見た目だけで判断するのではなく、一人一人と誠実に向き合い、すぐに結果が出なくても関わり続ける姿勢を大切にしたいです。時間を重ねるなかで人との信頼関係は少しずつ変化し、その積み重ねが安心や価値につながることを学びました。私自身も、相手の立場に立って考え、備えの大切さを伝えられる人間になれるよう、これからも学びを深めていきたいです。

Y.Sさん(長崎県立佐世保東翔高等学校出身)

生命保険会社の業務からその社会的使命まで幅広く学ぶことができました。特に印象に残ったのは、生命保険が単に「万が一に備える金融商品」ではなく、人々の暮らしを長期的に支える社会インフラとして機能しているという点です。少子高齢化が進む日本において、長い人生を安心して生きるための仕組みを提供することは企業としての大きな責任だと強く感じました。講義では、保険の仕組みを支えるリスク分散の考え方や長期契約を扱ううえでの財務的な健全性の重要性についても触れられました。特に、生命保険会社は「いかにお客様との約束を長期間にわたって守り続けるか」を第一に考え、投資運用や内部管理を厳格に行っているという点が印象的でした。普段はあまり意識しない、こうした地道な努力によって安心が維持されていることを知りました。講義では、デジタル化への取り組みについても紹介されました。従来の対面での営業に加え、オンライン相談やデータ分析を活用した提案など、顧客の多様なニーズに応えるための変革が進んでいるそうです。単に効率化を追求するのではなく、「お客様との信頼関係をより深めるためにデジタル技術をどう使うか」という視点が強調されていたことが印象に残りました。さらに、日本生命の企業としての社会貢献活動やサステナビリティの取り組みについても学ぶことができ、健康増進の支援や地域社会との連携など、保険事業の枠を超えた活動を通じて、社会全体の安心と豊かさに貢献しようとする姿勢が伝わってきました。講義を通して、生命保険会社が果たす役割の大きさと、それに携わる人々の責任感の強さを感じることができました。私自身も将来、金融や保険の分野の仕事に関わることがあれば、目の前のお客様一人ひとりの人生を支えているという意識を忘れずに業務に取り組みたいと思います。

K.Sさん(大分県立大分雄城台高等学校出身)

生命保険業界の役割や日本生命という企業の価値観、そして「働くこと」の本質について深く考える機会となりました。講義を通して、日本生命における仕事が「人々の不安を安心に変える仕事」であり、同時に「社会全体を下支えする責任の大きな仕事」であると強く感じました。多くの人と長期的な信頼関係を築きながら働くという価値観は、私自身の「多くの人と深く関わり、支え合える存在になりたい」という人生目標とも重なる部分があります。今後は、自身の経験をSTAR法などを用いて整理し、社会でどのように価値を発揮できるのかをより具体的に考えていきたいと思います。

K.Tさん(大分県立臼杵高等学校出身)

生命保険会社がどのように社会に役に立っているかを学ぶことができました。森山先輩からは生命保険会社の仕事の「長期的に同じお客様と関わることができる」という魅力も教えていただきました。お客様ひとりひとりの人生に長く寄り添うことができて、信頼関係を築いていくのは簡単ではないと思いますが、やりがいがあるお仕事だと感じました。生命保険会社は女性が活躍しやすい業界だという印象も受けました。講義に来てくださった方々は皆さん女性で、最前線で活き活きと活躍されている様子が伺えました。実際に働かれている女性の方々からお話を聞けたことで、生命保険会社で働くやりがいや魅力を知ることができました。

R.Mさん(福岡県立須恵高等学校出身)

生命保険業界とそのお仕事について、理解を深めることができました。正直に言うと、講義を聞くまで保険業界に対して「難しそう」「自分とは少し距離のある業界」という印象を持っていました。しかし、講義を通して保険という仕組みが私たちの生活にどれほど密接に関わっているかを知り、社会全体を支える重要な役割を担っている業界で、長期的な視点で社会に貢献できる仕事であると感じました。この学びを今後の企業研究や進路選択にしっかりと活かしていきたいと思います。保険業界に対する見方が大きく変わった講義でした。

Y.Tさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

講義を通して、人生は周囲の環境や流れに身を任せて受け身で過ごすものではなく、自分自身で考え、選択し、その選択に責任を持ちながら準備していくものだと強く感じました。特に、保険について学び、将来、起こり得るリスクを正しく理解し、事前に備えることの重要性を学んだことで、自分の人生を主体的に設計する意識が高まりました。二十代という早い段階で、お金の知識や自分の価値観について考える機会を持てたことは、今後の人生の選択でも大きな意味があると思います。また、価値観を明確にすることで、迷った時の判断基準を持つことができ、将来の選択にも自信を持って向き合えると感じました。

Y.Sさん(ルーテル学院高等学校出身)

これまで保険会社の営業というのは個人に保険商品を勧める仕事というイメージを持っていましたが、実際には企業を相手にした法人営業や企業全体を支えるための提案など、想像以上に幅広い業務があることを知り、保険業は社会全体を支える重要な役割を担っているということが分かりました。友松様と森山先輩のお話から、保険の営業はお客様の立場に立って、その将来を一緒に考え、安心を提供する仕事であるということが伝わってきました。保険は形のない商品であるからこそ、信頼関係やコミュニケーションが非常に大切であり、人と深く関わる仕事なのだと思いました。この点は私がこれまで持っていた保険業界のイメージとは大きく異なっており、講義を通して考え方が大きく変わりました。今回の講義は、生命保険の仕組みを学ぶだけでなく、自分の将来やキャリアについて考えるきっかけにもなりました。これから就職活動を進めていくなかで、業界に抱いているイメージだけで判断するのではなく、実際にそこで働かれている人の話を聞き、仕事の本質を理解することの大切さを忘れないようにしたいと思います。ゲームも交えて楽しみながら学ぶことができる非常に有意義な時間でした。

S.Mさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

「形のない商品」を扱うからこそ、お客様の話を聴く力や「人間力」そのものが重要になるという生命保険会社のお仕事のやりがいに魅力を感じました。社内起業プロジェクトから生まれた保育所マッチングサービス「ちょこいく」のように、日本生命が従来の生命保険会社の枠を超えて新しい課題解決に挑戦している点も素敵だと思いました。 

H.Kさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

日本生命の企業理念や価値観についてのお話が強く印象に残りました。日本生命は国民生活の安定と向上に寄与するという経営基本理念のもと、誠実さや責任感を重んじる企業活動を行っています。生命保険という目に見えない商品を扱うからこそ、社員一人ひとりの行動や姿勢が企業の信頼につながるという点が強調されていました。このような理念が、長年にわたり多くの契約者から支持されてきた理由の一つであると感じました。講義では、社員の方々の働き方や人材育成についても紹介がありました。お客様の人生に関わる仕事であるため、専門知識だけでなく、相手の立場に立って考える力やコミュニケーション能力が重要であるという点が強調されていました。社員が成長し続けられるよう、研修制度や学びの機会が整えられていることも紹介され、個人の成長が企業全体の価値向上につながるという考え方が伝わってきました。

M.Nさん(自由ヶ丘高等学校出身)

生命保険は「万が一」に備えるだけでなく、「安心して生きるための支え」であることが理解できました。生命保険会社は保険という目に見えにくい価値を扱うからこそ、お客様との信頼関係や誠実な姿勢が何よりも重要であるという点が強く印象に残りました。また、企業を理解する際には事業内容だけでなく、社会で果たしている役割やそこで働かれている人の思いに目を向けることが大切であることを学びました。講義で特に印象に残った言葉は、「人生は選択の連続」「変えられることに注力」の二つです。就職活動や将来の進路を考える際にはこの講義で学んだ視点を活かしていきたいと思います。

H.Rさん(福岡女学院高等学校出身)

生命保険会社の業務と役割について初めて知ることが多く、とても勉強になりました。日本生命では多くの女性の方が活躍されており、しかもプライベートもお仕事もバランスよく充実されているという点が印象に残りました。ゼミの森山先輩をはじめ、実際に現役で働かれている方のご経歴やご経験をお聞きすることで自分のこれからのキャリアについてもイメージがしやすく、就職活動を行ううえでも良い参考になりました。講義の最後に体験させていただいた人生カードゲームのワークも盛り上がり、楽しかったです。将来、自分が働いていくうえで、何を軸にキャリアを築きあげていきたいのかを考えるきっかけにもなりました。ありがとうございました。

「Current Business」

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