検索したいキーワードを入れてください

2026.01.23 授業紹介

【授業紹介】「Current Business」2025年度⑫-ホテル業:リーガロイヤルホテル小倉の小久保由実様による講義

国際キャリア学科(ICD)3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、世界とつながるビジネスと公務の第一線で活躍されてきた様々な業種の方を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。先日の講義には株式会社リーガロイヤルホテル小倉から総支配人室(総務人事)の小久保由実様をお招きし、ホテル業界の仕事と求められる人材についてお話しいただきました。小久保様は全国のリーガロイヤルホテルグループでも限られた人しか認定されていない「接遇インストラクター」の資格をお持ちで、新卒者の採用や従業員の方の研修などの業務を担当されています。

 

小久保様からは最初にシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルなど、日本におけるホテルの分類とそれぞれの特徴から説き起こしていただき、「賓客のための近代的ホテルを大阪に」との大阪の政財界の要望を受けて1935年に開業した新大阪ホテルを前身とするリーガロイヤルホテルグループの歩み、そして大阪や福岡(博多)、広島、沖縄での新しいホテルの展開や大阪万博迎賓館における業務など最近の取り組みについてご説明いただいた後、北九州のランドマークとして1993年に開業したリーガロイヤルホテル小倉について2016年に開催されたG7北九州エネルギー大臣会合などでのエピソードを織り交ぜながらご紹介いただきました。

 

続いて、①宿泊部門(フロント、フロアサービス、宿泊予約、客室係等)、②料飲部門(宴会サービス、レストランサービス等)、③営業部門(セールス・宴会予約など)、④管理部門(総務人事、経理購買、企画広報、施設保全)、⑤調理部門で構成されるホテルの組織と業務内容、求められるサービスについて、例えば宿泊予約では稼働率によって料金をコントロールするルームコントロールが収益を左右する重要な仕事であること、リーガロイヤルホテル小倉の企画広報では入社9年目の女性社員の方がSNSでの情報発信や「いちごフェア」の企画などで活躍されていることなどをご紹介いただきながら、わかりやすく解説いただきました。そのうえで、ホテルで働くことの魅力について、①地域の活性化や未来の創造に携わることができること、②お客様の人生の節目に関わることができる「人の記憶に残る仕事」であること、③ホスピタリティを極める「接遇のプロ」になれることをあげられ、現在、同社の営業部で勤務されている福岡女学院大学OGの方からのメッセージ動画を見せていただきました。

リーガロイヤルホテル小倉におけるキャリアパス、そして様々な部署を経験させることでマルチに活躍できる人材の育成を目指している研修制度についても詳しく説明いただき、女性社員の活躍推進のために社内に設けられた「女性活躍推進チーム」の活動についてもご紹介いただきました。

 

講義の最後には、リーガロイヤルホテルグループの経営理念や大切にしている「こころ」(あたたかい心、挑む心、多様性を理解する豊かな心)について解説いただき、ホテル業界で働く人に求められる資質について具体的なエピソードを交えながらお話しいただきました。学生達は子育てをしながら接遇のプロとして活躍されている小久保様からのわかりやすく、丁寧な講義に真剣に聞き入っていました。

 

なお、リーガロイヤルホテル小倉様との提携講義は今回で9年目を迎えましたが、これまでの提携講義を聴いた学科生からは、同ホテルをはじめ、ザ・リッツカールトン福岡、ザ・リッツカールトン大阪、ウェスティン大阪、星野リゾート、ヒルトン福岡シーホーク、グランドハイアット福岡、近鉄・都ホテルズ、ホテル日航福岡、ホテルオークラ福岡、西鉄ホテルズ、いわさきホテルズなどに就職して、活躍する卒業生が出ています。

 

以下では、小久保様の講義を聴講した学生の感想(代表)をご紹介します。

Y.Sさん(長崎県立佐世保東翔高等学校出身)

ホテル業界の実務やホスピタリティの本質を具体的に知ることができる非常に有意義な時間でした。父がホテル業界で働いていることもあり、以前から強い関心を持っていましたが、小久保様の講義を通して、その仕事の奥深さや社会的な役割を改めて理解することができました。私は将来、国際的な仕事に就きたいと考えています。講義で紹介された国籍や文化の異なる利用客に対応する姿勢や、多様性を尊重したサービスの在り方は、これから国際社会で働いていくうえでも不可欠な視点であると感じました。今回の講義は、ホテル業界への理解を深めると同時に、自身の将来像を考えるうえでも大きな学びとなりました。

S.Aさん(福岡県立鞍手高等学校出身)

私はホテルの料飲部門で3年間、アルバイトをしているため、特に勉強になりました。これまでいいサービスとは、相手にできる限り尽くし、先回りしてすべてを行うことというイメージを持っていました。しかし、小久保様の講義を通して、相手の方が本当に求めていることを見極めることが非常に大切であることを学びました。実際の現場経験と重ねながら講義を聞くことで、自分のこれまでの接客を振り返る良い機会になり、将来、働いていくうえでも意識していきたい学びになりました。

E.Oさん(福岡県立柏陵高等学校出身)

講義を通して、ホテル業界は「人をもてなす仕事」であると同時に、「社会や地域を支える仕事」であることを学びました。特に、リーガロイヤルホテル小倉は地域に根ざしながらも国際的な役割を担っており、その責任の大きさに魅力を感じました。お客様一人ひとりの目的や背景を考え、期待以上の時間と空間を提供する姿勢は自分が将来、働いていくうえでの理想像の一つです。小久保様の実体験を交えたお話はホテル業界の現場のリアルを知る貴重な機会でした。本日の講義で学んだ「相手の立場で考えること」「信頼を積み重ねること」「チームで支えること」を、今後の大学生活や将来の進路選択に活かしていきたいです。

S.Mさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

ホテルで働くということは、お客様に「安心感」や「一生の思い出」を届けるプロフェッショナルな仕事なのだということを学びました。特に印象に残ったのは、マナーを気にして緊張されているお客様に対して、スタッフの方が「大切なのは楽しむことですよ」とお声をかけられたというエピソードです。お客様の心に寄り添う「あたたかい心」がリーガロイヤルホテルの企業理念でもあり、それこそがプロの接客なのだと感じました。 また、リーガロイヤルホテル小倉は北九州のランドマークとして、VIPの対応や国際会議の運営など、地域の経済や観光を支える重要な役割を担っていることがわかりました。同社では、入社後の教育制度が非常に充実している点も素敵だと感じました。マナーや語学、手話、さらには海外での研修など、スキルアップをするための機会が多く用意されています。新入社員からキャリアを積み重ねていくステップが明確で、常に「あたたかい心・挑む心・豊かな心」を持って自分を磨き続けられる環境があることがよく理解できました。 

A.Nさん(博多女子高等学校出身)

ホテル業界は「人を支える仕事」であり、「人の心に残る仕事」であると強く感じました。表からは見えにくい様々な部署の方々の努力や連携によって、一つひとつのサービスが成り立っていることを知り、ホテルで働くことの奥深さとやりがいを学ぶ貴重な機会となりました。

M.Tさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

ホテル業は「形のない価値」を提供する仕事であり、だからこそ人としての姿勢や心遣いが何より重要であると学びました。「あたたかい心とプロフェッショナル精神」という言葉は、リーガロイヤルホテル小倉で働かれている一人ひとりの方の行動によって体現されているのだと感じました。ホテル業界に対する理解が深まると同時に、働くうえで大切にしたい価値観についても考えるきっかけとなりました。今後の就職活動では業界や職種だけでなく、その企業がどのような思いで人と向き合っているのかを重視し、自分自身の将来像と照らし合わせながら進路を考えていきたいです。

R.Sさん(近畿大学附属福岡高等学校出身)

今回の講義を通して、ホテルとは単なる宿泊施設ではなく、人と人とのつながりを生み出し、観光を支え、地域に貢献する重要な存在であることを強く実感しました。特に、リーガロイヤルホテル小倉は北九州を代表するホテルとして、国内外の人々の思い出の舞台となり続けています。その背景には、多くのスタッフの方々の努力と誇りがあることを忘れてはならないと感じました。将来、自分がサービス業に関わることがあれば、この講義で学んだ「心のこもったおもてなし」の姿勢を大切にしていきたいと思います。

M.Tさん(福岡女学院高等学校出身)

本講義を通して私が学んだことは、ホテルの仕事は「人の時間と記憶に残る価値をつくる仕事」であるということです。宿泊、食事、宴会、どれもが人生の大切な場面と結びつくことが多く、その一瞬一瞬を支える責任とやりがいは非常に大きいと感じました。また、その価値は設備だけでなく、そこで働く人の心と行動によって生まれるものであり、リーガロイヤルホテル小倉が人材育成に特に力を入れている理由も理解することができました。講義を聴いて感じたことは、普段、何気なく利用しているホテルの裏側に、これほど多くの人の努力と想いがあるという驚きです。これからは利用者としても、そこで働く方々への感謝の気持ちを持ってホテルを利用したいと思います。また、将来、どのような仕事に就くとしても、「あたたかい心」と「プロ意識」を持って人と関わることの大切さを忘れずにいたいと感じました。今回の講義は、ホテル業とリーガロイヤルホテル小倉という企業への理解を深めるとともに、働くことの意味やサービスの本質について考える貴重な機会となりました。人のために尽くし、その中で自分自身も成長していけるような社会人になることを目標に、これからの大学生活での学びを大切にしていきたいです。

M.Mさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

ホテルの仕事に対しては大変そうなイメージを持っていましたが、講義を聴き、人と直接、関わりながら喜んでもらえる仕事である点に魅力を感じました。お客様との関係性を大切にしながら働けることは、リーガロイヤルホテル小倉のような地域に根ざしたホテルならではだと思いました。今回の講義を通して、これまであまり意識していなかったホテル業界に興味が湧きました。働き方や仕事の意味について考えるきっかけになった講義だったと思います。

H.Nさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

ホテル内のさまざまな職種や仕事内容についての説明から、ホテルの運営が多くの部門の連携によって成り立っていることを実感できました。フロント業務や客室業務だけでなく、レストラン、宴会、企画、管理部門など、それぞれが役割を果たしながら一つのホテルを支えている点にチームワークの重要性を感じました。お客様に快適な時間を過ごしていただくには、部門を超えた協力が欠かせないのだと理解しました。サービス業では「人」そのものが価値となります。リーガロイヤルホテル小倉では、スタッフ一人ひとりが「ホテルの顔」として、お客様との信頼関係を築かれている点が強く印象に残りました。高いサービス品質を維持するためには、社員教育や働く環境づくりも重要であり、人を大切にする姿勢がホテル全体の価値を高めていると感じました。

A.Sさん(筑紫女学園高等学校出身)

リーガロイヤルホテル小倉で働かれている小久保様の講義を通して、ホテルが持つ歴史的背景や社会的役割、そしてホテル業界で働くことのやりがいや責任について学ぶことができました。リーガロイヤルホテル小倉の「人を、地域を、日本を、世界を、あたたかい心で満たしていこう」というパーパスや、「あたたかい心」「挑む心」「豊かな心」を大切にする姿勢から、サービス業の本質は人の心に寄り添うことだと強く感じました。今回の講義を通して、ホテルで働くことは単なる接客ではなく、人の人生の大切な瞬間に関わる仕事であり、大きなやりがいと責任を伴う仕事であると理解することができました。

S.Hさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

講義を通して、リーガロイヤルホテル小倉が宿泊施設としてだけでなく、地域とその産業の振興、さらには国際的な場面にも関わる存在であることを知ることができました。また、宿泊部門をはじめとする各サービス部門の仕事内容を詳しく学び、ホテルの接客やサービスが多くの職種の人によって支えられていることを改めて実感しました。特に、リーガロイヤルホテル小倉におけるRWC(女性活躍推進チーム)の取り組み、働きやすい環境づくりがホテル全体のサービスの質の維持・向上につながっている点が印象に残りました。

F.Aさん(福岡工業大学附属城東高等学校出身)

小久保様の講義を聞きながら、夏に参加した「国際ビジネス・フィールドワーク」でのリーガロイヤルホテル小倉での経験を思い出しました。フィールドワークでは、実際にフランス料理をいただきながらテーブルマナーを学び、ホテルの仕事やリーガロイヤルホテル小倉の企業としての取り組みについて知ることができました。普段の生活ではなかなか触れることのできない本格的なサービスや接客に触れることができ、とても新鮮で貴重な経験でした。特に印象に残っているのは、スタッフの方々が常に笑顔で、細やかな気配りを大切にしながら接客されていたことです。一人一人のお客様に合わせた対応はホテルの大きな強みであり、自分が将来、働くうえでも大切にしたい姿勢だと感じました。また、フランス料理を通して学んだテーブルマナーは単なる形式やルールではなく、「相手に不快な思いをさせないための思いやり」であるということを学びました。この考え方は、サービス業に限らず、どのような仕事や人間関係においても必要なものだと思います。今回の講義では、こうした現場での姿勢や考え方が、ホテル全体の信頼やブランド価値につながっているということを知り、フィールドワークで学んだことと重なりました。

「Current Business」

icd国際キャリア学科特設サイト

国際キャリア学科(ICD)は、世界のために、地球を舞台に活躍する女性を育てます。