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2025.11.06 臨床心理学専攻

臨床研修会 『セラピスト・フォーカシング紹介』

大学院臨床心理学専攻では外部から講師を招いて様々な研修会を行っています。

今回は、吉良安之先生をお招きして、「セラピスト・フォーカシング」についての研修会を開催しました。

「セラピスト・フォーカシング」とは、カウンセリング等の支援に携わっているセラピストが、自分自身の心を整えたり、Thに生じている「感じ」を手掛かりにクライエント理解をするために行うものです。

当日は、概要についての講義を受け、その後にワークに取り組みました。描画を用いる形式をとっていただいたこともあり、参加した院生たちは楽しみながら積極的に参加していました。

研修会に参加した大学院生の感想
修士1年 Kさん
人型にもやもやした感覚を色や形で表すワークを行った際、頭の中が整理されていく感覚があった。描いているうちに、そのときの自分の感じが思い出され、実際にペアワークを行った際にも、その感覚を手がかりに言葉で説明しやすくなった。その結果、自分でも当時の気持ちが何だったのかを理解でき、腑に落ちてすっきりした。
これからケースを持ち始めると、クライエントに対して言葉にできないさまざまな感情が湧いてくると思う。そのようなときに、今回のように自分の身体感覚に焦点を当て、振り返る時間をもつことは、クライエントと向き合う上でも重要なのだろうと感じた。

修士2年 Sさん
ワークを通して、日頃さまざまなことを感じていることを改めて実感した。感覚で表す方が得意か言語で表す方が得意かは人それぞれだが、心理士は両方大切にする必要があると分かった。言語化をしたり、感覚に戻ったり、行き来できることが重要だと感じた。
また、フォーカシングはクライエントに行うものだけでなく、支援者にとっても役に立つものだと理解できた。ケースの中でセラピストが感じたことを心に留めておくことで支援に役立てることができる。自分の感覚に敏感でいることは人の感覚に敏感になることにつながることが分かった。

「セラピスト・フォーカシング」は、現在取り組んでいる実習はもちろん、将来現場に出てからも大いに役立つことでしょう。

今回の学びを、ぜひ今後の臨床に活かしていきましょう。