福岡市に拠点を置き、映像制作・WEB制作・プロモーションを手掛ける、新聞社のグループ企業に内定したI.Hさんに話を聞きました。
―なぜこの業界を選んだのですか
就活を始めた当初は、航空業界の客室乗務員やグランドスタッフを目指していました。でも活動を進めるなかで本当にこの選択でよいのか迷いが出てしまって。やはり仕事は「好き」なことでないと継続できないと思ったときに、韓国のアイドルの推し活をとおして磨いたスキルが仕事に活かせるのではないかと気づいたんです。
―推し活で磨いたスキルとは?
一つ目は語学力です。好きなアイドルが話していることを理解したいという思いから始めた韓国語ですが、高校生の時から勉強を続けて、今では、読む・書くだけではなく、日常会話も問題なくできるようになりました。「TOPIK」という韓国語の資格試験でネイティブレベルの難易度の高い資格を目指して今も受験勉強を続けています。
二つ目は、動画の編集や制作、グッズの制作スキルです。推しがどれほど魅力的かを伝えるために、動画を自主制作してYouTubeにアップしたり、カップホルダーなどのオリジナルグッズを制作して、推し活仲間にプレゼントしたりすることで自然とスキルアップしたように思います。どうやったら推しの魅力が伝わるか、試行錯誤を繰り返しながら続けてきました。始めた頃は携帯一つでやっていたのですが、今ではAdobeを使用して、より質の高い作品を作ることができるようになりました。
―大学でもAdobeを学ぶ授業がありますよね
はい。メディア・コミュニケーション学科ではAdobeはもちろん、HP作成について学ぶ授業を選択することもできるので、これから仕事に活かしていきたいです。
授業が就活に活きたという点では、ゼミの担当教員である近藤先生のフィールドワークがあります。今年の夏、門司港と下関の街でインバウンドに対応した案内表示などのサインがどのように設置されているかを調査したのですが、アナログで古いものも多く、外国人観光客が翻訳機能を使うために常に携帯をかざしていました。それを見て、携帯の画面をとおしてではなく、実際に街を見て楽しめるような、インバウンド向けの発信をしたいと強く思いました。
この思いから、大宰府の魅力をインバウンド向けに発信する動画を作成し、最終面接に持参したところ、高い評価をいただくことができました。今後そのような仕事に携わることが一つの目標ですね。
―就職活動で意識したポイントはなんですか?
就活に失敗したことがあったのですが、その企業を十分に研究できていなかったことが原因の一つだったと感じました。その経験から、じっくりと企業研究をし、熟慮したうえでエントリーをしたのが、今回内定を頂いた会社でした。
もう一つは、自主制作や大学で取り組んだ活動、授業で制作した作品などを含め、とても充実したポートフォリオを持参することができたことですね。大好きで打ち込んできた結果できあがったポートフォリオなので、面接で突っ込んだ質問をされても、取り繕うことなく、ありのままの言葉で楽しく受け答えすることができ、内定につながったと思います。
―これから大学を目指す高校生や、就職活動をする後輩たちにメッセージはありますか?
私は「好き」を追求した結果、就職活動を満足のいく形で終えることができました。
「好き」があるだけで、気持ちの持ちようが変わります。納得がいくまで調べたり、やりたいことに全力を注いだりすることで、是非「好き」を「強み」に変えてください。あとは動いてみてください。行動のその先に得るものは必ずあると思います!
コンビニのアルバイトを5年も続けているというI.Hさん。
つらいこともあるけれど、とても楽しく働けているというその“秘訣”を尋ねたところ、「握手会をやっている」と思って接客しているとのこと。お客さまが求めていることはなにかを考えて、気持ちよく帰っていただく。来店に感謝し、また来たいと思っていただく接客は楽しくて、とてもやりがいがあるそうです。
たくさん話をしてくれたI.Hさんから元気をもらったインタビューでした。
ありがとうございました!
(学科Today編集担当)


