「大学には進学するつもり。でも自分がなにをしたいのかわからない。」
「4年間も勉強するのか、、、大学の勉強って楽しいの?」
こんな風に大学進学や大学での学びについて考えている高校生のみなさんも多いのではないでしょうか。
先日、メディア・コミュニケーション学科の卒業生S.Rさんに話を聞きました。
― なぜ福岡女学院大学のメディア・コミュニケーション学科を受験されたのですか?
その話は少し長くなるかもしれませんが、実は私、高校を卒業するまで大学に進学しようとは思っていませんでした。勉強が楽しくなかったんですよね。将来は家業を手伝おうと思っていたこともあって、高校卒業後は社会に出ました。2年間、仕事をしながら音楽の専門学校にも通っていました。
― 音楽の専門学校に?
はい。音楽がとても好きだったので。でも音楽を仕事にしようという思いはありませんでした。
― なぜ大学に進学することになったのですか?
専門学校で学ぶうちに、楽器を演奏するだけではなくて音楽の歴史や音楽にまつわることをもっと知りたいと思うようになったんです。長いようで短い人生、知りたいことを知りたい、とにかく「学びたい」という気持ちが沸いてきたんです。そこで初めて『大学』という選択肢が出てきました。そこからはたくさんの大学を調べて、気になるところをいくつかピックアップして、オープンキャンパスに足を運びました。
メディア・コミュニケーション学科もその一つです。
ーオープンキャンパスはいかがでしたか?
その時に参加した忠先生の模擬授業にとても興味を惹かれました。ライブやレコードの話がとても面白くて、ここならば自分の知りたいことが学べると確信して心が決まりました。その日は最後まで残って、忠先生とたくさんお話したことを覚えています。
― 実際に入学してみてどうでしたか?
やはり授業が楽しかったですね。とりわけ、ポップカルチャー史・メディア文化史・メディア研究入門など忠先生の授業はたくさん受講しました。音楽の歴史、カルチャー、機材の話にいたるまで、先生が本当にマニアックで。授業で紹介された本を大学図書館で探して、同じ棚にある周辺の本も読み漁り、結果、4年間でたくさんの本を読みました。
ゼミでは3~4人に分かれて発表しながら、卒業論文のテーマを決めて研究を進めていきました。毎回メンバーがシャッフルされるんですが、それを積み重ねていき、お互いの研究について積極的にアドバイスをし合うことで、人の意見を聞く力が身に付きました。この経験は今の仕事に大いに活きていると実感しています。
また、ゼミのメンバーそれぞれが好きなことや熱中しているものがあったので、顔を合わせるたびに最近あったことや面白い学びをお互いに教え合ったりしていました。みんな好みが違ったりするんですが、それを排除しない雰囲気がとてもよかったです。当時のメンバーとは今でも集まったり、変わらずの関係が続いています。こうした仲間に出会えたことも大学での財産だと思っています。
― 充実した大学生活だったようですね。
私の大学生活は、好きから派生することを学んでいった4年間でした。高校までの「勉強」は、範囲が決められていて、やらなければいけない退屈なものでした。でもこの考えが大学では変わりました。
私にとって「学び」とは、興味があることを深めていくことです。大学ではさまざまな授業を選択できるので、興味がないことにも触れる機会がたくさんあります。違う視点の学びを“つまみぐい”し、興味があることとリンクさせて新しい視点を見つけると、知識や考え方もブラッシュアップされていきます。その繰り返しが「学び」だと思うのです。
これから大学を目指す高校生にも、ぜひ大学で学ぶ楽しさを実感してもらいたいです。
授業だけではなく、ベーシストとして軽音楽部の活動も楽しんでいたというS.Rさん。現在はご実家の会社でHPの作成・運営をするなど活躍の場を広げているとのことです。
S.Rさん、ありがとうございました。
(学科Today編集担当)


