世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している福岡女学院大学国際キャリア学科(ICD)では、2年生、3年生を対象に毎年、国際ビジネスとそれを支援する公務の「現場」で学ぶインターンシップやフィールドワークを国内外の企業や公的機関の協力を得て、実施しています。このうち、インターンシップは学科独自の集中講義科目として「Business Internship」(国際ビジネス・インターンシップ)を前期、後期にそれぞれ開講しています。
今年度前期開講の「Business InternshipⅠ」は、8月に下記の航空会社、旅行会社、ホテル、公的機関の協力を得て、国内と海外で実施し、31名が参加しました。
(2025年度前期インターンシップ受入企業・機関)
(航空)アシアナ航空(ソウル)、シンガポール航空(国内)
(旅行)エイチ・アイ・エス
(ホテル)ザ・リッツ・カールトン福岡
(公的機関・貿易投資促進)日本貿易振興機構(JETRO)
(公的機関・観光等誘致)福岡観光コンベンションビューロー
そのうち、シンガポール航空様でのインターンシップには4名の3年生が参加し、福岡国際空港のグローバルな職場で様々な貴重な経験を積ませていただきました。以下では、シンガポール航空様でのインターンシップに参加した学生の感想を二回に分けてご紹介します。
Y.Kさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)
シンガポール航空様という文字通りグローバルな企業のお仕事の現場を体験できたことに心から感謝しています。世界各国のお客様をお迎えする仕事には語学力だけでなく、異文化理解や柔軟な対応力が必要であることを学びました。また、航空会社は航空運輸だけでなく、観光や地域振興イベントなどにも積極的に関わっていることを知り、その業務の幅広さを理解することができました。
特に印象に残ったのは、シンガポール航空の職場の雰囲気の明るさと社員の方々の温かさです。多忙な状況下でもスタッフの方々が声を掛け合いながら協力されている姿はとても魅力的で、自分も将来、ぜひこのような環境で働きたいと思いました。お客様を第一に考えながらも、仲間を大切にし、支え合う姿は、私にとって理想の職場像となりました。こうした雰囲気づくりは一朝一夕でできるものではなく、お一人お一人の努力の積み重ねによって実現されているのだと実感しました。社員の方々の連携も印象的でした。情報を共有し、協力し合うことで、初めて安全で快適な運航が支えられていることを実感しました。私自身も今後、語学や接客力に加えて、状況に応じて柔軟に動ける判断力や細やかな気配りを磨いていく必要があると気づくことができました。また、仕事に必要なのは知識やスキルだけではなく、「姿勢」であることも学びました。目の前の仕事を誠実にこなし、お客様に安心感を与えるために努力する姿勢が、結果として会社への信頼につながることが理解できました。これは、学生生活にも共通する部分があると感じました。授業や課題に向き合う時も、その取り組み方次第で学びの深さは変わります。そう考えると、日常の一つひとつの行動が将来の自分をつくるのだと改めて気づかされました。
今回のインターンシップを通じて、視野を大きく広げることができ、将来をより現実的に考えることができるようになりました。これからはインターンシップで得た学びを日々の行動に生かし、自分に足りない部分を少しずつ補っていきたいです。そして、将来、航空業界で働く日が来たときには、今回、感じた感謝や気づきを忘れずに、多くの人に安心と喜びを届けられるよう成長していきたいです。
R.Yさん(神村学園高等部出身)
今回のインターンシップを通して、私はシンガポール航空、そして航空業界全体の業務とその広がりについて、たくさんの貴重な学びを得ることができました。空港や到着した航空機の機内の見学、機内食工場の訪問に加えて、カウンター業務を体験し、貨物部門や旅客営業の方々のお話も聞くことができ、航空会社の様々な業務に触れることができました。
空港見学では、航空機の出発準備がどのように行われていくのかを詳しく学ぶことができました。様々な部門の方々がそれぞれの持ち場で責任を果たし、連携しながら一つの便を飛ばされている姿を見て、チームワークの重要性を強く感じました。お客様のお出迎えやお見送りも経験さていただき、笑顔やお声かけがお客様の旅の印象を大きく左右することを実感しました。カウンター業務の体験では、チェックインや手荷物のお預りなど、お客様と最初に接するお仕事の重要性を知りました。短い時間内に正確に対応しながらも、お客様に安心感を与えられているグランドスタッフの方々の姿がとても印象的でした。私は実際に荷物のタグ付けをお手伝いさせていただきましたが、その一つひとつの作業が安全運航に直結しているのだと感じ、緊張感と責任の大きさを実感しました。
機内見学では、コックピットやビジネス・クラスを見学させていただき、客室乗務員の方ともお話しすることができました。限られた空間で安全と快適さを両立させる工夫について学び、また実際に働かれている方々の思いに触れることで、私自身も将来、お客様にどう向き合っていくかを考える機会になりました。機内食工場では、調理から盛り付け、配送に至るまでの工程を見学し、衛生や調理工程の管理の厳しさを間近で見て、納得しました。シンガポール航空は機内食に特に力を入れられており、定期的にメニューを見直し、お客様が何度、搭乗されても楽しめるように工夫されていることを知り、強く印象に残りました。実際に試食した際には、空の上でも美味しく食べられるように味付けや盛り付けが考え抜かれていることが伝わり、多くの努力と工夫があることを理解しました。また、貨物営業や旅客営業の方々からもお話を伺ったことで、航空業界の仕事の幅広さを知ることができました。
このインターンシップを通して、私も将来は航空業界の一員として働きたいという気持ちがより一層、強くなりました。今回、得た学びを今後の進路選択に活かしていきたいと思います。
「Business Internship」




