2014年に開設された国際キャリア学科(ICD)の卒業生(学科1期生~8期生)は様々な事業分野の企業、官公庁、地方自治体に就職して活躍しています。
このコーナーでは世界とつながる仕事、公務やビジネスの最前線で活躍している国際キャリア学科の卒業生から大学の後輩や高校生の皆様へのメッセージを紹介しています。今回は農林水産省九州農政局で活躍しているA.Tさん(福岡県立筑紫高等学校出身)からのメッセージです。
A.Tさん(福岡県立筑紫高等学校出身)ー農林水産省
私は2025年4月に農林水産省に入省しました。現在、九州農政局の農村振興部用地課に勤務しています。入省からまだ2か月程度ですが、先輩方のご指導や研修を通して少しずつ業務の理解を深めています。
私が入省した農林水産省は、食料の安定供給、農林水産業・食品産業の発展、食の安全確保、農山漁村の活性化、農林水産物・食品の輸出促進、森林・林業政策や水産政策の推進・実行など、幅広い政策を担っています。本省は東京の霞が関にあり、九州農政局は熊本市にあります。また、九州各県に拠点、九州各地に事業所があります。続いて、私が所属している農村振興部用地課の業務内容についてお伝えします。用地課では「用地事務」を主に行っています。「用地事務」とは、土地改良事業に基づく「土地の権利の取得」や、土地所有者その他権利者に対する「損失の補償」に関する一般の事務のことを指します。例えば、農業用の用排水設備や農業用道路、必要な施設の新設、管理または変更、その他農用地の改良または保全のために必要な事業で、農用地を農業生産に適するように、条件を整備しています。農業のための設備や環境等を整えることが私たちの仕事です。
私の所属している用地課は雰囲気がとても良く、知恵を出し合い、協力しながら仕事が進められています。私もまだ分からないことばかりで質問することも多いのですが、優しく頼りがいのある上司・先輩の方々に毎日、ご指導いただいています。農業のための設備や環境を整える事業の現場に行く機会も多く、先日は筑後川下流右岸農地防災事業所の土木工事現場に出張しました。働き方改革や人手不足対策の一環として、ICTを装着した建設用重機による工事が行われていることが印象的でした。
福岡女学院大学、特に国際キャリア学科では将来の進路として国際関係の仕事を目指している方が多いと思います。農林水産省における国際関係の部署としては、輸出・国際局があります。輸出・国際局では農林水産物・食品の輸出額を2030年までに5兆円とする目標の達成に向けて、海外への販売力強化や輸出産地の育成・展開などの取組みを行っているほか、農林水産分野の二国間交渉・協力や国際会議等におけるグローバルな議論への参画などの業務を担っています。
農林水産省に入省するためには、公務員試験(筆記試験)を受験する必要があるため、迷っている方もいらっしゃると思います(実際よく聞く話です)。実際に公務員試験を受けた私が思うことは、確かに勉強は大変ではありますが、この試験は文章理解、論理的思考力や集中力の向上等につながり、今後の人生に大いに役立つと感じました。また、私の業務では民法が関係するため、公務員試験での勉強が直接、役立っています。就職活動は大変だと思いますが、自分としっかり向き合い、納得のいく結果が出るように頑張ってください。この体験記を読んで、国家公務員並びに農林水産省九州農政局に興味を持つ方が少しでも増えると嬉しいです。




