大学院臨床心理学専攻では様々な心理検査について学びます。代表的な投映法であるロールシャッハ・テストについても、段階を踏んで学んでいます。今年度もロールシャッハ・テストの実際に触れることを目的として、公認心理師として活躍している本学修了の先輩を招いた臨床研修会を行なったため紹介します。
医療現場におけるロールシャッハ・テストの実践の話に、大学院生達は聞き入っていました。先輩が患者さんの治療的な利益を考え、日々努力を重ね、支援者として力をつける姿は、大学院生達の良きロールモデルとして勇気を与えたようです。
福岡女学院大学大学院では、卒業後のつながりも大事にしています。研修会に参加した大学院生の感想を紹介します。
~~~感想~~~~~~~
心理実践における事例を目の前にし、スコアリング、分析など、1つ1つの難しさを実感しました。初めてロールシャッハ・テストの講義を受けた際は、分析方法などわからないことが多く、講義を通して少しずつ理解が進む感覚はあったものの、困惑や難しく感じていました。しかし、研修会後は自分の中でロールシャッハ・テストを全体として理解し、流れをつかむことができたように思います。多角的な視点からクライエントのことを考え、様々な可能性について考えることが求められる心理検査であることがわかりました。この理解は、心理検査に限らず心理の専門家として重要な点だと思います。今後の心理検査の実習や講義をさらに頑張って身につけていきたいと思います。貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。(修士1年、佐賀西高校出身)対象者のこれまでの経験と検査回答とをつなげながら、対象者について想像し、考えることの大切さを学びました。ロールシャッハ・テストは昨年学んだ内容だったため、はじめは自信が持てない部分もありました。しかし、次第に取り組むことの楽しさを思い出し、これまでの学びが身についていることを実感できる時間となり、嬉しさも感じました。また、グループで検討する時間も多く、他者と視点や気づきを共有できた時間は、とても充実したものとなり、多くの気づきを得た研修会となりました。先輩や先生方のコメントから得たことを今後の自分の力にできるよう、学びを深めていきたいと思います。このように臨床現場における検査事例について学べる機会が増えると嬉しいです。 (修士2年、宮崎南高校出身)


