国際英語学科の原点は、2003年に人文学部に開設された英語学科にあります。11年間にわたり多くの学生を社会に輩出し、卒業生の多くが国際舞台で活躍しています。英語学科の成功は、国際キャリア学部開設(2014年)の原動力となりました。今回ご紹介する R.T.さん(福岡県立光陵高等学校卒業)は、2012年3月に本学を卒業しました。卒業後は、株式会社Plan・Do・Seeに入社し、ホテルでの接客業務等(フロント・コンシェルジュ)を経験。その後、2社でスタッフの接遇向上のための育成指導や新規ホテル立上げの責任者として活躍し、現在は、福岡県私学協会で国際交流など幅広い支援事業に携わっています。
■ 現在のお仕事について紹介してください。
福岡県内にある私立の小中高等学校、中等教育学校が加入している福岡県私学協会という団体に所属しており、私学振興対策や私学教育改革の推進、私学助成の拡充強化のための活動等のさまざまな事業を実施しています。今回は、担当している事業のひとつである国際交流事業をメインにご紹介します。この事業は、福岡県内の私立高等学校に通う高校生を対象とした海外派遣&受入れ研修で、夏に生徒の皆さんを海外へ1週間派遣し、現地でホームステイ等を経験します。そして、夏に海外へ派遣された参加者が、秋頃にホームステイを受け入れる側になるという相互交流プログラムです。業務としては、関係各所(プログラムに関わる先生方や外部企業の方、交流国の担当者等)との打合せや資料作成、VISAに係る申請書作成、研修の報告書作成等のさまざまな事務的な仕事がありますが、事務局側の引率として海外に行きますし、受入れ期間中も研修に同行しているので、事務の枠を超えた幅広い仕事だと感じています。
■ 取り組んだイベントで印象に残るものがありますか。
印象に残っているのは担当している国際交流プログラムのことです。現地に生徒の皆さんを派遣する前に、事前研修として7月からプログラムがスタートします。事前研修中は、周りの目が気になってか、英語を話すことや自分を表現することに対して恥じらいもあり、コミュニケーションを取ることが難しそうでした。「ホームステイ大丈夫かしら・・・」ととても心配になりましたが、そんな心配とは裏腹に、物静かだった皆さんが現地では英語でコミュニケーションを取り、現地の生徒さんとしっかりと関係を深めていたのです。1週間という短い期間で、参加者の表情や性格までガラッと変ったことがとても印象的でした。また、「受け入れる」という立場も経験したことにより、「どうしたら楽しんでもらえるか」「どんな物をプレゼントしたら喜んでくれるか」などいろいろな思考経験を経て、想像力や行動力、相手を思いやる気持ちが豊かになったように感じました。また、親御様や周囲の方への感謝の気持ちを言葉にする参加者もいて、本当に視野が広がったのだと感じました。学校や家庭という小さなコミュニティから一歩踏み出して、早い段階で海外へ飛び出す、それもひとりではなく「他校の同年代の仲間と一緒に」というのは、10代の皆さんにとって大きな意味があります。人生のターニングポイントになる時間になってほしいと願っています。参加者がこれからどんな人生を歩んで行くのか、どんな大人になるのかとても楽しみです。
■ パンデミックがありましたが、最近の国際交流はいかがですか。
昨年(2023年)は4年ぶりに対面でのプログラムが再開し、今年も無事に相互交流を実施することができました。参加していた日本の生徒さんからは、「次は韓国に行きます!」「ニュージーランドにホームステイに行ってきます!」「学校の語学研修に参加します!」などと世界各国へ出かけるという報告もあり、現地に足を運び、その国の文化やヒトたちと触れ合うことが当たり前にできる世界に戻ってきたなと感じています。そろそろ次年度に向けての準備が始まります。参加する両国の生徒さんにとって有意義なプログラムとなるよう頑張ります!



