“The impact of study abroad on me has been massive!”
国際キャリア学部では、2年次に海外提携校に留学する「Study Abroad 」という科目を設定しています。この制度では留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されますので、通常の在籍期間の4年間で卒業が可能です。例えば、1学期間 (4~5ヶ月間) の留学で16単位、2学期間 (8~10ヶ月間) の留学で32単位を修得できます。
留学先は全て、その教育水準の高さで定評のある提携大学で、学生が各自の目的にあわせて選択します。今回登場するのは、2023年度にカナダにあるSaint Mary’s University *に8ヶ月間留学した M. N. さんです。留学から戻ってまもなく1年。留学先での経験とその後の大学生活について話を聞きました。
*(注)Saint Mary’s University との提携は2023年度をもって終了しました。2025年度から新しく、カナダのバンクーバーにある University of British Columbia との提携プログラムを開始します。
■ 8ヶ月のカナダでの留学生活を振り返ってどうですか?
私がこの留学を決めた理由のひとつに、「日本を出ないと得られない経験をしたい」という思いがありました。実際に留学に行くと、楽しいことも数多くありましたが、もちろんつらい時期も何度もありました。今振り返ると、「自分の言いたいことがうまく伝わらない」というような苦しかった思い出も、「いい経験ができたな」と感じていますが、当時はとてもつらいと感じたと記憶しています。
私は、現地でのホームステイや学校生活を通して、自分の思いを直接言葉として伝えることが大切だと気づきました。これは当たり前なことのように見えて、「察する」・「空気を読む」ということが求められる日本文化の中で育ってきた私は、「言わなくても察してくれるだろう」と何も言わずに我慢したり、授業でも意見を言えずじまいのことが多くあったりしました。ホームステイ先でも、険悪なムードになるのは嫌だし、最初の頃は英語でうまく伝えるのが難しいと感じていたということもあり、言いたいことを言わずに我慢していました。しかし、それでは何も変わらないと思い、勇気を持ってホストマザーと話し合いました。直接話さなかったことによりお互いに誤解してしまっていた部分を、お互いにきちんと話したことによって、最後にはとても良い関係を築くことができました。留学中は、このような苦い思い出も含めて、とても充実した日々だったと思います。■ 帰国してからの学生生活はどうですか?
■ 帰国後の英語学習は?
帰国後はやはり、留学中と比べると英語を話す機会が少なくなったので、スピーキング能力を維持するのは難しいと感じていますが、「シャドーイング」と「独り言」は簡単にできるので、日々の生活で実践しています。自分の好きな映画を日本語と英語両方の字幕で見て、内容を理解した上で、その後に英語でシャドーイングをしています。また、相手がいるという想定で英語で話したり、何か行動をする前にまず英語で言ってから行動したりという「独り言」も私の日常生活の一部です。例えば、お風呂に入る前には、”I'm going to take a bath.”と言ってからお風呂に入ったりと、自分の行動を常に英語で言うようにし、なるべく英語で考えるように努力しています。
下の写真は、本学ゼミの指導教官 Dr Doyleと共に撮影。



