学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. (授業紹介)「Human Resource Management:人的資源管理論」

2025.01.11

国際キャリア学科

(授業紹介)「Human Resource Management:人的資源管理論」

福岡女学院大学国際キャリア学科(ICD)では、「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指しています。

 

そのため、カリキュラムにも1年次に「Introduction to World Business:国際ビジネス入門」、3年次に「Japanese Industry:日本産業論」「Human Resource Management:人的資源管理論」「カレント・ビジネス」など、世界とつながる仕事で活躍するために必要なことを学ぶ経済・ビジネス領域の科目を揃えています。語学修得科目でも「Business Reading」「Business Communication」などのビジネス英語や「中国語ビジネス会話」などの科目を設けています。ここでは、そのうちの「Human Resource Management」についてご紹介します。

企業の経営資源は一般に「ヒト」(従業員を中心とする人材)、「モノ」(製品・サービス、設備・機械など)、「カネ」(資金)、「情報」からなるといわれてます。「Human Resource Management」では、このうち「ヒト」に関する管理活動である人的資源管理の基本を学びます。

 

「ヒト」に関する企業の管理活動は、以前は労務管理や人事管理と呼ばれていました。しかし、1980年代頃から米国を中心に「ヒト=人的資源」という考えが広がり、日本でも徐々に「人材は企業競争力の強化のための経営資源」という考え方が一般的となりました。そして、「ヒト」に関する企業の管理活動も次第に「人的資源管理」と呼ばれるようになりました。それにともない人的資源管理に関する学会である「日本労務学会」の英語の呼称も2001年にJapan Society for Personnel and Labor Research からJapan Society for Human Resource Managementに改められました。 

国際キャリア学科3年生以上を対象とする「Human Resource Management」の講義では、人材の確保・育成と配置、報酬の決定などを通じてその有効活用を図る人的資源管理の仕組みを、採用、配置と異動、人事評価と昇進管理、給与と福利厚生、教育訓練、労働時間管理、労使関係など、順を追って学んでいきます。そのなかで、いわゆる「日本的経営:Japanese Management」について解説した英語の文献も読み解きながら、主要国と比較した日本企業の人的資源管理の特徴やそれを生んだ歴史的な背景、近年の企業経営を取り巻く環境の変化などについても学んでいきます。

 

以下では、受講生の感想(代表)をご紹介します。

K.Hさん(西南学院高等学校出身)

日本の企業がどのように採用、配置・異動、人事評価、教育訓練などを行っているのか、詳しく学ぶことができて、とても面白かったです。自分がこれから社会に出て働いていくなかで、この授業で学んだことを忘れないようにしようと思います。

M.Nさん(福岡女学院高等学校出身)

この授業を通して、これから社会に出て、企業の一員として働いていくうえで必要な知識を多く得ることができています。日本企業のリアルを知ることができ、新たな視点で就職活動や将来のキャリアについて考えることができるようになりました。

R.Hさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

これから社会に出て働いていくなかで、必ず知っておくべきことを学ぶことができる授業です。日本語だけでなく、英文の資料や英語も使いながら学ぶ授業ですが、英語の方がかえって内容をよりよく理解できることもあり、その点にも興味を持ちました。

M.Fさん(福岡県立春日高等学校出身)

労働に関する法律や諸制度について学び、将来、働いていくうえで必要な多くのことを知ることができました。様々な企業の歴史や成り立ちなども知ることができ、興味深かったです。

A.Mさん(福岡県立筑前高等学校出身)

「Human Resource Management」の講義を受けることで、これまで自分が選ばれることに必死だった就職活動を少し客観視して考えるとともに、働き始めてからの自分のキャリアプランやそのためのスタートとして大切なファースト・キャリアを企業側の視点からも考えることができるようになりました。

R.Sさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

福岡の代表的な企業の沿革や現状に関することも多く学べ、新しい知識を得るとともに、さらにそれらの企業について知りたいと思うようになりました。私の両親は企業を経営しているため、この講義で学んだことについて聞いたりすることで、両親の仕事についてもより知ることができました。

K.Nさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

この科目を受講したことで、視野が広がりました。自分自身が何を軸に就職活動を進めていくのか考えるきっかけにもなり、企業を選択するための指標を得ることができました。

F.Mさん(福岡県立糸島高等学校出身)

就職活動に向けて企業の採用情報などを見る機会も多くなっていますが、その際もこの講義で学んだことが活かされています。企業はどの様な人材を求めているのか、採用システムはどうなっているのかを知ることもでき、就職活動に向けた自己分析にも活かすことができています。

R.Kさん(宮崎県立宮崎西高等学校出身)

言葉や名称は知っていてもその内容については詳しく知らなかった会社の仕組みやその人的資源管理について理解を深めることができました。これからの就職活動で大切になる採用や賃金管理、福利厚生についても学ぶことができ、とても有意義でした。

A.Tさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

人的資源管理についてのみならず、会社の仕組みや労働に関する法制度など幅広い分野の知識を身につけることができました。就職活動を見据えたこの時期に知ることができてよかったと思う内容が多くありました。とても勉強になる講義を受講できたと思います。

H.Tさん(長崎市立長崎商業高等学校出身)

人的資源管理について初めて知ることが多く、とても興味深く受講しています。特に日本企業における人事管理や人事評価などの仕組みを詳しく学ぶことができ、就職活動に向けて準備を進めていくなかで、企業からはどのような人材が求められるか、企業を選ぶ際にどこを見ていけばいいのかなどについても考える貴重な機会となっています。

icd国際キャリア学科特設サイト

国際キャリア学科(ICD)は、世界のために、地球を舞台に活躍する女性を育てます。