国際英語学科3年生の K.S.さん(私立若葉高等学校出身)が参加している、在日米国大使館・在韓米国大使館主催の英語教員養成プログラム「2024 Trilateral Teacher Training」の合同研修会が、2024年4月25日〜29日まで福岡市で開催されました。この研修の目的は、「コミュニケーション英語教授法の理解と実践」、「日・韓・米の3ヶ国間の連携理解」で、費用は全て米国大使館が負担します。日本・韓国からそれぞれ20名(合計40名)の英語教師を目指す若者が集い、第1回目の研修を終えました。今回はその感想をK.S.さんに尋ねてみました。
■ TTT 福岡セミナーはいかがでしたか?
このセミナーを通して、新たな知識をもとに自分の考え方を広げる楽しさを知りました。今回のセミナーでは授業構成の考え方や、コミュニカティブな授業を作る際に活用できる様々なActivityとそれらの効果について学びました。ここで新たに得た知識が日本の英語教育でも活用できそうか、私が目指す授業にどのように効果的かを考えることができました。また、このセミナーを終えて、私の目指す授業を作る際に役に立つ知識を多く得ることができました。以前のブログで述べたように私は、英語学習は成績のためだけではなく、コミュニケーションのためにあるということを生徒に教えたいと考えています。だから生徒が中心となり英語を使うActivityは私が作りたい授業にも効果的であると考えました。このセミナーに参加することで英語教育への関心がより高まりました。今後の大学生活でも学びを深められるよう、自分の考えと学びを繋げながら授業に参加していこうと考えています。
■ 日本・韓国の40名の大学生との交流はいかがでしたか?
研修期間中は英語、韓国語、日本語の3言語が存在する環境で過ごしました。異なる国の学生が会話をするので基本は英語での会話になります。ホテルの部屋も日本と韓国の学生が同じ部屋だったので、常に英語で会話をする必要がありました。特に私が興味深かったのはお互いの国の文化や教育に対する考え方について話したことです。今回は日本での研修だったため外出先で話される日本語を英語で韓国の学生に説明する機会も多くありました。他にも、韓国の学生がどのように勉強してきたかや国民性による教育に対する考え方についても話し合いました。日韓で教育に対する考え方には違いがあるものの、英語のスピーキング能力を鍛えるような授業は少ないという課題は共通であることを知りました。韓国の学生に日本の教育について伝えることで、改めて日本の教育がどのようなものかを考えるきっかけになりました。今回の研修では年齢に差があったり、既に学校で授業をしていたりと幅広い方と関わることができました。その結果、英語はもちろん英語教育について更に勉強したいという刺激を受けました。
■ 次回はいよいよ済州島での研修です。抱負を聞かせてください。
私は、今回の福岡での研修を通して、英語の授業をよりよくするためのテクニックを学びました。6月の済州島(チェジュ島)での研修までの間に、これらのテクニックを用いて60分の授業を作り、友人に受けてもらう課題が出ています。済州島では学んだことと実践の結果についてポスターセッションをするようです。より良いプレゼンテーションをするために日本でも英語教育に関心を高めて学びたいと考えています。そして、ポスターセッションで自分の考えを相手に伝えたり、グループの意見を聞いたりすることを通して、テクニックの実践について理解を深めていきたいと考えています。また学習の時間外では、多くの人との会話を通してお互いの違う点や共通点を探すことを楽しもうと考えています。韓国の文化に直接触れながら新しい体験をして、私の視野が広がるようこの研修に参加していきます。そしてすべての研修を終えた後には、今以上に英語教育に関心を持ち以前よりも良い授業づくりができることを目指します。
今回 K.S.さんのインタビューを通して、教師を目指す学生としての成長を感じることができました。普段から授業に真剣に取り組むK.S.さんですが、何か大きな自己変革が起こっているようで、済州島での研修が楽しみです。また、皆様にご報告いたします。国際英語学科は、日本語を使わずにコミュニカティブに英語を教えることができる教師を育成しています。教師を目指すならば、福岡女学院大学・国際英語学科!
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