みなさま、こんにちは。現代文化学科 金沢ゼミ4年です。皆様にご報告がございます！！

　私たち4年生はこれまで、小学生向けの「くらしをささえる税金」という教材について、視覚障がい者（小学生）の方にも税についてご理解いただけるよう、文字情報を音声情報に変換する「音声訳」という活動に取り組んでおりました。
　またこの活動は、税務署の皆様のご協力のもと、ブラインドマラソンランナーの道下美里選手と伴走者の河口恵選手、福岡市ボランティア連絡協議会様と一緒に取り組ませていただきました。

　そして先日、ついに一年という月日を経て、「くらしをささえる税金」の音声版が完成し、11月17日(金)に、音声教材を福岡県教育委員会の教育長様に贈呈させていただく贈呈式に参加させていただきました。
　この贈呈式は、これまで音声訳の活動で大変お世話になった関係者の皆様が設けてくださった式典で、福岡県庁にて行われました。

　当初は贈呈式だけの予定だったのですが、福岡税務署の皆様のご厚意で、贈呈式の前には福岡税務署に伺い、税務署の仕事について教えていただいたり、職場見学をさせていただくことになりました。また、それだけでなく、福岡税務署長様、副署長様の前でこれまでのゼミ活動の活動報告発表もさせていただきました。

　その際には、なんと、この活動で大変お世話になりました道下美里選手、福岡市ボランティア連絡協議会の江上様がサプライズ登場してくださり、驚きと嬉しさで感極まって思わず涙がこぼれました。

　これまで長い間お世話になった皆様の前で行う発表は非常に緊張していたのですが、そんな皆様を前にすると色々な思いが溢れ出しました。この機会を設けていただいたことで、私たちから直接皆様に感謝の気持ちをお伝えすることができて良かったです。

　その後に行われた贈呈式では、今回のプロジェクトのきっかけを作ってくれたゼミ生が、代表者として、教育長様に音声訳が入ったDVDと、今回の取り組みについて紹介したチラシをお渡しさせていただきました。

　贈呈式には、関係者の方々だけでなく、報道機関の方もいらっしゃっており、代表ゼミ生がインタビューを受ける場面もありました。この代表ゼミ生は、この活動において誰よりも精いっぱい取り組んでいたからこそ、自信をもってインタビューに答えることができたと思います。その姿はずっと横で見ていた他のゼミ生から見ても、とても輝いていました。これまで長い時間をかけて取り組んできたこの活動を、このように多くの方々から見守られながら走りぬくことができ、私たちは本当に幸せです。

　またこの音声教材は、関係者の皆様のご尽力によりYouTube国税庁動画チャンネルに掲載していただきました！

租税教育用教材音声訳（小学生向け）【福岡国税局】

　この音声教材が多くの方々の元に届き、税の理解を深めていただいたり、音声訳という活動のことを知っていただくきっかけとなり、一人でも多くの方の役に立ってほしいと思います。

　最後になりますが、関係者の皆様と一緒に活動させていただいたことは私たちの一生の宝物になりました。皆様と出会うことができ、本当に良かったです。この経験を糧に、誇りに、4月から始まる社会人生活では前を向いて、頑張ってまいります。
　今後とも何卒よろしくお願いいたします。