今回は、2年次の選択必修科目である「基礎演習D」の授業にお邪魔しました。
この授業では、ミュージアムをメディアとして捉え、そこがどういったコミュニケーションを生み出す／生み出さない場となっているのかをみていきます。
学生たちは提示されたテーマについて調べ、ディスカッションし、見つけ出した課題を発表するという実践を積み重ねていきます。
前回の授業では富山県立イタイイタイ病資料館のバーチャル展示室（VR展示室）をオンラインで見学しました。それに加え、各々がパンフレット等で情報を調べて、発表の準備をしてきました。
今回は3つのグループがそれぞれ発表を行いました。資料館は誰のためのものなのか、何を伝えようとしているのかについての考察はもちろん、展示についての疑問点や、こういう工夫があればもっとイタイイタイ病を引き起こした「公害」の恐ろしさが伝わるのではないかなどの鋭い意見も出ていました。
今後の授業でも、さまざまなミュージアムを題材に、調査・考察・発表の力を磨いていきます。
次週は福岡女学院の資料室を訪れる予定とのこと。 その様子はまたご報告します。
（学科Today編集担当）
