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2023.10.18 多彩なゼミ・ユニークな授業

【金沢ゼミ】チャンプ本に選出の快挙!~各地図書館のビブリオバトルに参加~

 金沢ゼミでは、企業との協働プロジェクト等を通じて、大学卒業後社会で生きていくための様々な知識と経験を蓄積し、将来社会で活躍できる女性になること、また自らの人生を自分の力で切り拓ける女性になることを目標に活動しています。

 当ゼミの3年生3名は前期より、ビブリオバトルに挑戦しています。ビブリオバトルとは、発表参加者(バトラー)たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間で書評プレゼンテーションを行った後、バトラーと観客が一番読みたくなった本=「チャンプ本」を決定する「書評合戦」です。
 ゼミ生のこれからの人生ではきっと、多くの人たちの前で自分の意見を発信する機会が増えてくることでしょう。ビブリオバトル参戦はプレゼンテーションスキルを向上させるための取組みでもあります。

 3年生は6月に行われたゼミのビブリオバトルで腕を磨いた後(「学科Today」2023年6月19日付記事)、9月以降各地公共図書館で開催されるビブリオバトルにエントリーし、自ら紹介した本がチャンプ本に選ばれることを目標に活動してきました。

 紹介する本を十分に読み込み、プレゼンテーションの構成を考え、実際プレゼンテーションを行って練習する。どのバトラーも実践していることですが、わずか5分間で、初めてその本を知る人に「読んでみたい!」と思わせるのは決して簡単なことではありません。さらに各地図書館で開催されるビブリオバトルには、歴戦の社会人バトラーがいらっしゃるとのこと。

 「社会人の参観者の方に、どれだけ学生である自分のプレゼンテーションが届くのか? 」「手ごわいバトラーが多いと思うけど、絶対チャンプ本に選ばれたい!」
ゼミ生の正直な思いでした。

 9月になり、いよいよ始まった各図書館のビブリオバトルに、ゼミ生1人ずつが参戦しました。詳細は以下の通りです。

 9月10日(日) 「2023ビブリオバトル IN HIROKAWA」(広川町立図書館)
 9月17日(日) 「ビブリオバトル IN 佐世保市立図書館」
 10月 1日(日)  「ビブリオバトル」(福岡市東図書館)

 佐世保市立図書館と福岡市東図書館のビブリオバトルでは、5~6名のバトラーのうち学生は当ゼミ生だけという、ゼミ生にとっては大変緊張するバトルとなりました。

 しかしその緊張を乗り越え、佐世保市立図書館のビブリオバトルでは、当ゼミ生が紹介した本が見事、チャンプ本に選ばれたのです!

 紹介した本は、渡貫淳子さんの著『南極ではたらく』。南極観測隊に調理隊員として同行した方の体験記です。
 内容としても非常に興味深い本なのですが、やはりビブリオバトルにはプレゼンテーション力が必要。その本の魅力をバトラーが存分に伝えなければなりません。発表したゼミ生はきっと自宅で、5分以内に自らの思いを伝え切れるよう、何度も何度も練習したに違いありません。

 当日は素晴らしいプレゼンテーションでした。何より、全てを話し切ったと同時に、5分経過を知らせるベルが鳴りました。あまりにピッタリだったので、思わず参観者の方々も拍手!これは本当に練習の賜物だと思います。

 本人の感想です。
 「ビブリオバトルは自身の言葉だけで本の魅力を伝えるため、声の大きさやジェスチャーなどがとても大切になります。バトラーの皆さんも、ご自身の言葉で想いを込めて本の魅力を伝えており、聴いていてとても引き込まれるものばかりでした。これが相手に『伝わる』という事なのだと強く感じることができました。
 就職活動の際の面接でも、どうすれば相手に『伝わる』のかを意識して、これまでの経験を自分の言葉で気持ちを込めて伝えることができるよう、今後も頑張っていきます。」

 ビブリオバトルを紹介する言葉の一つに、「本を知り、人を知る」という言葉があります。本の内容だけでなく、その紹介者であるバトラーの人柄も参観者が知ることが出来るということ。
 当日このビブリオバトルの参観者のみなさんも、本の魅力についてはもちろんですが、当ゼミ生の大学生らしい一生懸命さと、同じ女性として女性の生き方を本から学ぼうとする姿勢、そして彼女の大きな将来性や可能性にも感銘を受けたからこそ、彼女に票を投じてくださったのでしょう。
 参観席で応援していた2名のゼミ生たちも、この快挙を大変喜んでいました。簡単には得られない、大学時代の大きな勲章であり、思い出。見に来られていたご両親も、きっと喜んでくださったことでしょう。

 実はこの挑戦には続きがあり、佐世保市内各地で行われたビブリオバトルのチャンプ本が集まる「決勝大会」が計画されているとのこと。当ゼミ生は、佐世保市立図書館ビブリオバトルの代表として出場することになりました。精いっぱい、頑張ってほしいですね。

 各地のビブリオバトルは、主に地元の方々を対象として実施されています。当ゼミ生たちはそれぞれ、各図書館に比較的近いところに住んでいるとはいえ、地元出身とは言い切れない面がありました。それでも各地図書館のスタッフの方々のご厚意のおかげで、参戦が実現したのです。
 学生たちに大変貴重な経験をさせてくださり、本への関心を高めてくださった各地図書館スタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。また、学生たちのプレゼンテーションを熱心に聴いてくださった市民のみなさまに対しても、深く感謝申し上げます。