世代を表す言葉に X・Y・Z があるのはご存知ですか。1995年〜2010年頃までに生まれた世代は、Generation Z（Z世代）と呼ばれています。インターネットが一般に開放されたのが1995年、その直後に Amazon や Googleが設立して世界中の人がインターネットを利用するようになりました。Facebook, Instagram, Twitter（X）, TikTok, YouTube などは最も利用されているSNSです。Z世代は生まれたときからこうした情報手段に触れながら育ったという意味で、それ以前の世代と全く異なる環境にいます。SNSには国境がないため、英語が使えると世界の情報を手に入れることができ、また、世界に情報を発信することができます。

1990年代をインターネット革命とすれば、2020年代はAI革命と言えるでしょう。昨年（2022年）11月にアメリカの OpenAI が公開した ChatGPT は人々に衝撃を与えました。AIがここまで進化したのか、という実感を与えました。ChatGPTは一瞬にして、英文を日本語文に、そして、日本語文を英文に翻訳できます。その質はかなり高く、少し前の笑いが出そうな翻訳とは質が異なります。今後はキーボードで入力しなくても、話しかければ自動的に仕事をしてくれる「自然言語インターフェース」が一般となるでしょう。そうすると、「もう英語を勉強する必要はないじゃないか」という声が聞こえてきそうです。しかし、そうでしょうか？

翻訳機械が優秀だからといって、人と人とのコミュニケーションがなくなるわけではありません。むしろ、もっと必要になるでしょう。英語が使えない人にとって、AI翻訳はとても便利です。しかし、英語ができる人は直接自分の声と表情でコミュニケーションをとることができます。翻訳機を使うことでコミュニケーションがその都度途切れてしまうのは、ストレス以外のなにものでもありません。また、AIが常に正しい答えを提供してくれるかは疑問です。むしろAIにより世界レベルのコミュニケーションが加速することの方が重要で、そのためには真に高度な英語力が求められるのです。

国際英語学科は、女性が世界で活躍できる英語力と教養を身につけるお手伝いをします。今ある力を世界で通用する力に伸ばします。AI時代だからこそ、英語が必要です。最近「多様性」という言葉をよく耳にします。それと同時に「多様性の時代に女子大学は必要ない」という言葉を耳にすることもあります。多様性とは、共学も男子校も女子校も共存する世界です。全てが共学になるのは画一性です。国際英語学科は「常識」を再考します。世界は多様です。世界の目で考える力を付けましょう。その時に、日本文化の素晴らしさにも気がつくでしょう。AIM HIGH! FLY HIGH! EAGL. We will help to make your dreams come true!